なぜスムーズにいかない? ー経過報告ー
- 2008/06/28(土) 23:57:29
土地の境界を現況のままにするか、公図通りに戻すかで隣人と話し合っている(直接ではなく工務店を通してだけど)・・・という話を前回書きました。
とりあえずの結論:
明日の境界確定の作業は延期!!
時系列に説明をしましょう。
8時過ぎに隣人との話し合いを終えた工務店の専務から電話がありました。彼らの間での結論はお金ではなく土地で得失分を相殺するというものでした。
赤線が現況で、黄緑色部分が公図です。赤線枠内の向かって右上四角部分が、我々が得していた土地(89.26平方メートル)で、水色四角上部の赤線からはみ出ている黄緑色部分が失っている=隣家が使用している土地(46.17平方メートル)です。で、話し合いの結果、得失の差である(89.26−46.17=)43.09平方メートル分を土地として隣家に譲りましょうとなったそうです。その土地が水色部分です。そして、明日の境界確定作業は予定通り行われると。
その連絡を受けた時、私としては家そのものには影響がない場所なので、ほっとしました。ただ夫が仕事で不在だったため、確定の返事は保留と専務に伝えました。それでも「恐らくこれで問題はないと思いますが、万が一夫が納得いかないようであれば、明日朝一番で連絡致します」と申し上げ、これって9割以上OKと受け取れるニュアンスですよね。
すぐに夫に連絡を取りました。そして夫の返答は「う〜ん」という大変渋いものでした。私はすっかり忘れていたのですが、夫はこの向かって右側の出っ張りにこだわって、地目が田であるこの部分をわざわざリスクを冒してまで購入したのでした(まだ手付金しか払っていませんが)。この出っ張り部分に駐車場を置いたり、納屋を置けば、家の前を広々と使えるはずだと。なので、その出っ張り部分がほとんどなくなると予め知っていれば、恐らく購入していなかったかもしれないのです。そういえばそうだった・・・。
プラス、現況のまま購入する(できる)という前提が崩れる話がここ2〜3日で急に出てきて、そして境界確定の前の晩に夫の大切な出っ張りちゃんがなくなるという話。しかもどの程度その出っ張りちゃんを失うのか現場で確認もしていないのに、それでいいかどうか結論を求められるという点。
確かに明日の境界確定作業を目指して、工務店、不動産屋、土地家屋調査士、そして立ち会う3軒の隣人の方々が、多くの労と時間を割いて下さいました。それなのに明日の作業を延期というのは、勿論私たちとしても当然避けたい事態ではありましたが、やはりここは上述の点で納得がいきません。
事情を知っている土地家屋調査士は別にして、何も事情を知らない隣人の方々には「いやー、○○さん夫婦(我々のこと)の事情で・・・」ということにされて、私たちの勝手だと思われるんだろうなあと夫とは話しましたが、それでもやっぱりここは一旦ストップしてじっくり考えたいというのが夫の意見でした。
・・・とこんな結論を我々の間で出し、それを夫が不動産屋に伝えたのが夜の10時半過ぎ。工務店の専務にはその後すぐに不動産屋から連絡が行ったのでしょうか? それとも遅いので明日の朝一番にこの話が伝わるのでしょうか? 私との会話の雰囲気では問題ないと感じられただけに、きっと専務はびっくりすることでしょう。その点は申し訳ないです。
妻個人としては、夫のこだわりをすっかり忘れていたぐらいですから、出っ張りちゃんよりも家の増築がかなうことを優先します。が、こだわりの部分は人それぞれであると思いますので、夫がこれによりこの土地全体をキャンセルすると決断したとしても、全く反対はしません。
さあ、夫はどのような決断を下すのでしょうか? 明日はメジャーを持って土地を見に行かなくてはなりませんね。そして「この程度なら、ま、いっか」となるのか? それともやはり出っ張りちゃんはほとんどなくなり話にならないと思うのか??
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こういった問題が発生すると、私の近視眼的なものの見方に自分で情けなくなります。それで周りに迷惑が及ぶとさらに自己嫌悪に・・・。「割れ鍋に閉じ蓋」とは良く言ったもので、そんな私をうまくフォローしてくれる夫の存在がいつにも増してありがたく思えます。
なぜスムーズにいかない??
- 2008/06/28(土) 16:04:02
ブログの更新は滞っていますが、プラン作成などはそれなりに進んでいるところです。
で、明日は土地の境界を接する3軒のご近所さんと境界確定の作業が行われる予定で、翌30日(月)は土地代の残金支払いがなされることになっていました。
「いました」という過去形を用いるということは・・・、そうなんです怪しい雲がまたもや立ちこめてきました。先ほど不動産屋から電話がかかってきて、「また動きがありまして・・・」と、口調から察するに良い動きというよりは悪いことのようです。
明日の敷地境界確定を目前に、3軒のうちの1軒が現状ではなく公図通りに復帰したいと言っているということです。話を整理しますと、現在残っている公図は明治20年(!)作成のものです。で、公図作成後に、土地の売主のひいおじいさんにあたる方がなかなか豪快な方だったようで、勝手に公図を無視したブロック塀を立て、以来それがやったもん勝ち的な境界線となってきたようです。現状と公図の差は以下の図の通りとなっています。相変わらずスキャンできずにデジカメ撮影した見づらい画像でスミマセン。
太線が現状、緑部分が公図です。太線枠内の向かって右上の白四角部分がひいおじいさんが勝手に自分の土地として増やした部分(89.26平方メートルあります)。それと対角線上に位置する太線よりはみ出ている緑四角部分が隣家に差し上げた(?)部分(46.17平方メートル)。
我々がこの土地を購入すると決める前には、家づくりのことだけでなくこういった土地整理のことまで仕切ってくれている工務店と隣家との間で、「現状のまま認める」という結論が出ていました。そういう条件で私たちもこの土地を購入しました。
ところが、ー詳しく書くと万が一このブログをご近所さまに読まれていたら差し障りがあるやも知れないので詳細は省きますがー、上述のように公図の通りに境界確定をしたいと隣家の方が言っているということでした。
不動産屋からは「もし公図通りの境界確定になっても、土地を購入しますか?」と訊かれ、そして参考資料として上の測量図を送ってもらいましたが、即答はできません。
私個人としては、売主のひいおじいさんが勝手に増やしてくれた89.26平方メートル部分は古屋の増築に関係する重要な場所なので、ここを公図通りにする、つまり我々の土地でなくなるというのは到底受容できないことではあるのです。
今晩当該の隣人と工務店の専務が話し合いをすることになっています。お金で解決されるのか? されるとしたらそのお金は誰が払うのか? 今晩の会談後の連絡をドキドキしながら待つこととします。
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「土地探し」カテゴリの記事はもうないと思っていたのに、まだまだどんでん返しの話がありました。「よくもまあ次から次へと・・・」と驚きますが、流れと言いますか神様の御裁断にお任せする他ありませんね。
友人4人が見学に来ました
- 2008/06/23(月) 04:27:04
22日(日)に雨の中を友人とそのパートナーたちが遠路はるばる古屋を見に来てくれました。引越した後は当然友人たちを招くつもりでいましたが、我が家の場合ただの新築ではなく再生ですし、しかもその「ビフォア」がなかなかの様子なものですから、「アフター」のすごさを実感してもらうために今回招待したのでした。
4人のうち1人はイギリス人でした。欧米人は日曜大工と言いますか結構いろいろなことを自分でしてしまう男性が多く、彼もそのタイプの人で、現在自宅の増築をセルフで行っているとか。あれこれ熱心に古屋を観察していました。
案内役の私は息子の機嫌が悪く、なかなかきちんと説明を果たせなかったのですが、私の下手な説明なしでも、そのボブさんは「あー、この梁は曲がっていますね」などとよく見ていました。止まっていた古時計もねじを巻いて動かしてみたり、私は何が出てくるのか少し怖くて触りきらないでいた箪笥の引き出しを開けては、「いろんな宝が出てきそうですねー」とコメント。本当にこういうものが好きなんだなあと思いました。
さらに驚いたことに、通常の会話は日本語で行われており、所々英語での解説が加えられましたが、ボブさんが「失礼な質問ですが・・・」と土地の価格を聞いてきたので、ついでに先日工務店から提示された概算見積書も見せました。そうしたら、「ばんきんこうじ(板金工事)、さかんこうじ(左官工事)・・・」と専門の漢字まで読んでいました! 彼の友人が北軽井沢に古民家を移築したそうで、その話やら薪ストーブの話などいくつかのアドバイスも貰いました。
完成予想図も出し、みんなが「へえ、こんな感じになるんだー」と興味津々。現段階では寝室などが取れていないので、「私たちが泊まりにきた時はどこに寝るの?」という話になり、「この10畳の和室に私たち家族と雑魚寝かな? それとも庭にテントを張ってアウトドアかな?」なんて笑っていました。今は実感が全然湧かないのですが、近い将来はそういうことがあるんでしょうね。ちょっとまだ信じられない気分です。
友人たちは当然我々の生活を知っていますから、夫の通勤のことや今後の生活の拠点が本当にここになるのかと心配してくれました。三鷹や練馬という端っことはいえ東京都民の彼らからすると、やはりここはとんでもない田舎に思えるようです。我々の土地へ配分できる金額とあれこれのぎりぎりの妥協点がこの辺りであることを説明し、皆一様に土地価格の安さに驚きながら、納得というかなるほどねーと頷いていました。
自分自身でも不思議です。夫は長崎、私は新潟出身の夫婦が千葉の田舎に拠点を構えるとは、全く予想外の出来事です。結婚以来初めての日本暮らしを2年前に千葉で始めて、それがきっかけで千葉の田舎の古屋に出会ってしまった・・・。そもそも日本での暮らしを千葉じゃなくても東京でも埼玉でも夫の通勤圏内であり、かつ次男の病気ゆえに小児専門病院が近くにあればどこでも良かったのに、インドでネット検索をしている時に何のご縁かたまたま今の場所で手頃な賃貸物件が見つかった・・・。ただそれだけなのです。人生すごろくではどんなマス目が先に待っているのか全く分からないものだと、改めて実感した出来事です。
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ボブさんは「建築途中が一番面白いのだ」と言っていて、また見に来たいそうです。いつでも喜んでお迎えしまーす(遠いのが難点だけど)。ついでに塗装や漆喰塗りを指南してもらえれば少しは工事費を浮かせられるぞと、捕らぬ狸の皮算用を勝手に始めている妻です。![]()
プラン作成1
- 2008/06/21(土) 01:33:11
今日といっても日付がかわったので昨日20日(金)は工務店との打ち合わせでした。待ちに待った間取り図がいくつかでき、概算見積もりも出たということでした。
間取り図は打ち合わせの2日前にメールで送られてきました。間取り図は確認申請を出さない前提で作られていました。そうなると全体の坪数が限られていて、しかもその坪数が多くないのですから、もともと私たち(もしくは私)が新築の場合で考えていた間取りのようにはいかないとは理解していたものの、やはり「え、これだけ?」という思いはぬぐい去れませんでした(なぜ全体の坪数が限られているのかという理由はこちらをお読み下さい)。
図面にはですね、台所、浴室、洗面所とトイレと収納が少しあっておしまいでした。家族全員の衣服をしまえるウォークインクローゼットはやはり贅沢としても、子供部屋すらない。当然私たち夫婦の寝室もない。この現実にはちょっとショックを受けました。
そして肝心の見積もり。「これが概算見積書です」と手渡された時のあのドキドキ感。心臓に良くないです。おっかなびっくり金額を見たら、私たちの予算を500万円オーバーしていました。
「この金額はあの廃屋をすっかりきれいに直した場合です」という注釈は付いていました。考え方としては、あれもこれもとMAXの工程を組み入れ、個別の見積もり金額も多めに計算し、「最大限でこれですよ」という金額を提示しておき、そこから自分たちの目標額に絞り込んでいく方法を取るわけです。少なめで見積もって、あとから「あれを加えるとどうなる?」というよりはすっきるするだろう、と。
その考え方には全く賛同です。で、この金額が最大でこれ以上という可能性は低く、これからは自分たちの取捨選択次第とわかっていても、やはり予算を500万円以上オーバーという金額のショックは小さくないですね。
あ、でもこれらの他に東西南北の立面図も貰いました。大きなデザイン変更はないので、今ある古屋ほぼそのままなんですけど、なくなっている戸や窓が入れられ、きれいに板張りされている姿を見ると、じわじわと喜びが湧いてきます。夫も嬉しそうです。目指すゴールの姿を具体的に提示されると、やはり気合いがさらに入りますね。
間取り図は初めて提示されたものですから、これから工務店と意思疎通を図りながら練り上げていきます。まだまだ始まったばかりです。ショックばかり受けていないで、前向きに頑張ります。
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土地探しなどずーっと長かった不毛(?)の時を経て、ようやく家づくりの醍醐味を味わえるのですから、楽しまなくちゃ損ですよね。ようやく他の方達と同じ土俵に立てた気分です。仲間に加わったマモ家へ応援のクリックをお願いします!
古屋のお宝(?)を紹介します
- 2008/06/15(日) 00:56:16
古民家再生の醍醐味は、家が持つ歴史をそのまま戴けること。
古民家の居住者がその家を再生する場合には、あまりにも身近すぎて家に対してそういった思いを持つことは少ないのかもしれませんが、私たちのように他の人の古民家を譲り受けることになる場合、家の歴史などが醸し出すオーラに魅了されます。
オーラや趣だけでなく、即物的すぎるかもしれませんが「物品」のお宝も古民家には隠れています。もともと新築の場合は無垢の木や自然素材を使った家を希望していた私たちにとっては、古屋で使用されている今ではなかなか手に入らない材木もありがたいお宝です。
ということで、我が古屋のお宝を紹介しますね。あ、でも他の人にとっては「こんな物がお宝?」と思われる物もきっと含まれていることでしょう。それはご愛嬌。
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いかにも素人が撮った写真で、何を中心に撮ったのか分かりづらくて申し訳ないのですが、私の第一のお気に入りが、鴨居の上にある小窓です。この小窓は土間の上にある中2階と1階の和室を繋ぐものです。こういった中2階および小窓のある古民家ってとても珍しいと思います。何冊もの実例集に目を通しましたが、こういったつくりの家はまだお目に掛かっていません。この小窓のある部屋を板間のリビングにしようと思っており、暮らし始めてからどんなシーンがこの小窓を通して繰り広げられるのかとても楽しみなのです。
崩壊している天井の方に視線がいくとは思いますが(しかもボケている・・・)、私のお気に入りの第二はこの欄間です。よくあるデザインの欄間ではあるのでしょうが、わざわざ注文しなくても家に付いているということが嬉しいです。
これも見づらい写真で申し訳ないです。むかーし昔の時刻表です。文字が右から左に配置されているというのと、「駅」や「発」が昔の字体ということがポイント。これをなんとか剥がして(もしくは板ごと切り取って)額装したい・・・と考えていたところ、この時刻表のすぐそばの床に新聞紙が束で置かれていました。それらは昭和8年の読売新聞などでした(写真を撮っていません)。面白そうな広告や記事を見つけて、そちらを額装することになりそうです。
これらを「お宝」と呼べるかどうかは微妙なところですが、食器類も残されていました。このお宝探しをしていた時は私一人で、何が出てくるのか分からない雰囲気の中、ひとりぼっちであれこれ探す勇気はなく(実際カエルが飛び出て来て、こっちも飛び上がってしまった)、この箱の中や箪笥の中に何が入っているかは未知です。
私自身はその価値はいまだよく分かっていませんが、工務店の社長が「これはすごいんですよー」と何回も言っている床の間の地板です。埃も積もっていて有難味がさっぱり感じられませんが、この薄さで時間も経ているのに板が反っていないことが素晴らしいらしい。
これまた社長の受け売りです。この広縁の板も素晴らしく持ちが良いようで、このまま使えると話していました。上の床の間の地板もそうですが、木の種類は聞いたのに忘れてしまいました。今度確認してきます。そして、写真は息子がたまたま遊びで撮ったもので、私の足が邪魔ですね。
そして最後になります。庭に生えている枇杷の木です。実がたわわになっています。屋敷森のある土地ということで私は惚れたのですが、欅(けやき)や椎の木などの大木だけでなく、こうした実がなる木があるとさらに得した気分になります。今日食べてみたら、まだ少し酸っぱいもののおいしかったです。息子たちも行くたびに「枇杷の実取ってー」と騒ぎます。
いかがでしたか? これらのお宝を活かした家づくりを目指したいです。ちゃんとセンス良くできるといいのだけれど。こういった古民家テイストを得意とするインテリアデザイナーもしくはコーディネイターっているのでしょうか? ご存知の方是非教えて下さい。
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