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古民家再生のポイント=間取りの変更=

  • 2008/06/13(金) 23:54:56

民家再生のポイントの3つ目は C.間取りの変更 です。
簡単に言えば、昔ながらの開放的なつくりを、プライバシーを求める現代人のニーズに合わせた間取りに変更となりますでしょうか。

最近は通風の確保や融通性の観点から、壁で個室化を図るのではなく襖などで仕切る流動的な古民家型の部屋の作り方が見直されているようですが、プライバシーを保てないという基本的な問題を抱えていることは確かでしょう。

古民家再生の実例を見ていると、和室が5つも6つもあるような大きい家もあり、当然のことながらほとんどの部屋が襖などで仕切られているだけです。そうなると確かに独立した個室を欲しくなりますよね。また廊下も家全体を囲む形で置かれていることが多く、このような大きな家では真ん中の部屋が廊下代わりに使われる事態になっています。そうすると、その廊下代わりの部屋は居室としては落ち着かないものになりますよね。

さらに、我が家の場合は関係のない話なのですが、大きい元の古民家を都市部の狭い敷地に移築する場合には、平屋建てを2階建てに変更する必要があります。物置や養蚕などに使われていた小屋裏を2階の居室にすることが一般的なようです。

その際には、小屋裏の梁が邪魔になったり、床が日常生活を送れるほどの強度がないという問題を解決しなくてはなりません。


こに我が家の古屋の現況の間取り図を載せます(本当はスキャンしたものを載せたかったのですが、スキャンが作動しなくて、デジカメで撮った画像をアップしますので見づらいです。)。
現況間取り図
北側2間が崩壊しているのですが、もともとは農家型民家によくある「田の字間取り」です。

この図は1階部分で、実際は1階の土間部分の上に土間と同じ面積程度の中2階がついています。ご覧のように大きくない家なので、今まで述べてきたような問題は我が家には当てはまりません。まあ、この手頃な大きさも購入決断の一つの理由ではあります。


取りについて我が家特有の問題は、建築基準法との兼ね合いです。私たち夫婦は再生後の間取りとして、既存2間をパブリックスペース(お客様を迎える間)とし、北側に台所や風呂の水回りをつけ、その北側水回りの上に2階をつくり個室群とするか、東側にはみ出した形で個室群をくっつけるというプランを最初に考えていました。

ところがところが、そこに建築基準法と確認申請なる壁が立ちはだかるのです。ごくごく簡単に言いますと、以下の2つです。

い)現地再生で10平方メートル以上の増築が伴う場合は確認申請が必要となる。
ろ)確認申請が必要な建築行為を行う場合は、既存建物の現行法と異なる部分について
  は、既存遡及が求められるものもある。

(ろ)に関しては分かりにくいですね。解説を引用します。
法が改定される前の基準で建てられた建物で、法に適合しないものを既存不適格建築物という。これは一応、法の適用除外としているが、現実を考慮したもので、本来は適合させたいものである。そこで、確認申請を必要とするような行為をする場合は、継続使用の意志ありとして、既存部分に対しても現行法の適用を求めるものだ。(「民家再生の技術」より)

ということで、私たちが最初に考え出したプランは増築面積が10平方メートルを超えるものだったので、確認申請が必要となるものだったのです。

そうすると何が問題か?
第一に費用がかさみます。(ろ)で指摘されているように古屋も現行法に適応させるとなると、基礎は当然石場建てではだめとなり、揚げ家なりの方法をとって基礎を作り直さなくてはなりません。中2階もロフト扱いにするには固定階段を撤去しなくてはなりません。

第二に時間がかかります。特に昨年の法改正により確認申請は2~3ヶ月かかるというのも珍しくなくなったそうで、その待ち時間の間にも古屋はどんどん傷んでいきます。許可が下りない中、屋根だけでも修復というのはできないそうです。

解決策としては、当然のことながら増築面積を10平方メートル以内に納めて、確認申請不要の方向に持っていくことになります。が、そうすると当初の計画より随分とコンパクトなものになってしまいます。私の夢だった着替え室兼クローゼットが・・・。そして2ボウルある洗面台が消えてしまいます(涙)。

お金と時間がかかっても広さを取るか、それとも現実を見てコンパクトプランを取るか、非常に悩ましいところであります。現在工務店がいくつかのプランを考えてくれている最中で、私たちは不安と楽しみの気持ちが交錯する中その結果を待っているところです。




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今回の記事、特に後半の建築基準法云々の件(くだり)は書いていいのかどうか悩みました。読み方によっては「法律を守らなくてもいいんだよ」と言っているようだからです。でも、私たちと同じように理想と現実の間で大いに悩んでいる方もきっといるはずで、その方達への実務的なヒントになればと思い、敢えて載せることにしました。
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