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青柚子と近所付き合い

  • 2010/09/11(土) 10:23:08

日の朝次男を幼稚園バスの乗り場まで連れて行く途中、畑帰りのおばあさんに会いました。よくお会いする割にはどこの家のおばあさんかは全然知らないのだけれど、おばあさんは小さい次男を不憫に感じるのか、いつもいつも優しい言葉をかけて下さり、そして何かしらその時の収穫を私たちにお裾分けして下さるのです。

戴いたものは青柚子でした↓。
青柚子
おばあちゃんの手押し車の上に2つ載っていたのだけれど、その手押し車から柚子の香りが漂ってくるほどです。「あ~、もっと取ってくるんだったね。そうしたらたくさんあげられたのにね」と、いつもと同じように親切なおばあちゃん。


・・・書いていて、ふと我が家の近所付き合いに思いを馳せてみました。都会で暮らしている友人たちからは「やっぱり人付き合いが大変じゃない?」とか、またまた同じような田舎暮らしをされていて多少なりとも窮屈な思いをされている方からは「そちらはどう?」と訊かれることがままあるのです。

結論から言いますと、「幸運なことに悪くないよ」ってところです。普段からお付き合いのあるご近所さんにはいわゆる困ったちゃんはいませんし、周りの方々は新参者の私たちを温かく見守って下さっているというのを強く感じます。

土地を購入した時、工事が始まった時、工事中の折々、引っ越してきた時には、敷地を接している4軒には必ず挨拶をしてきました。挨拶回りは留守の家庭もあって大概の場合は一度で済まないのですが、最初の頃はAさん宅で話した我が家の事情(夫の職業だとか、出身地など)が、数時間後に訪ねたBさんやCさん宅に既に伝わっていたなんてことはしょっちゅうで(しかも内容が微妙に変わっていて!)、その度に夫と苦笑いしていました。

その時にひしひしと感じたのは、私たちはこれから生活していく場でのご近所さんがどんな人かとても心配しているけれど、同じぐらいに周りも私たちがどんな人間なのかを心配しているのだということです。ましてや20年以上空き家で荒れ放題だった土地を購入したのですから、そんな変わり者はどんな奴らだという興味と、空き家だったことで保たれていた静けさや均衡(?)がとうとう破られる先行きの見えない不安は、相当に大きかったことと想像できます。


地を購入してから2年以上、実際に暮らし始めてから1年が経ちましたが、こつこつこつこつとお互いに信頼関係を築いてきたと感じています。
どんな些細なことでもご近所さんに関わりがありそうな時には一声掛ける。
これが結構大切かなと思います。逆の立場として声を掛けて頂くこともしょっちゅうで、正直なところ「そんなことまで!」と煩わしく思わないでもない場合もありますが、少なくともこちらに気を遣って下さっているという心はありがたいです。

あとは、親ばかならぬ妻バカになりますが、夫の存在が大きいです。他人との間(ま)や距離の取り方が上手です。できない時にはやんわりとながらもきっぱりと断ります。「あそこの家は冷たい」と思われているかもしれませんが、それがマモ家の流儀、もしくはそこまでができることの精一杯ということで理解してもらうしかないのです。そうしないと私たちが疲れ果ててしまいます。夫婦揃ってその辺りの帰着点では一致しているのですが、夫は角を立てずに断るのが本当にうまくて、私は「じゃあ、それは夫と相談してみて、夫が答えます」とすぐバトンタッチ。

具体的には、例えば町内会には入っています。ゴミ捨てなどの情報は大切ですから。あと、五人組みたいな組織(?)がまだ形としては残っていて、近所ではないけれど同じ五人組の家庭には挨拶をしてきました。お葬式などを家で行う時にお手伝いしたそうです。しかしながら、消防団には入っていません。夫は片道2時間かけて通勤していますし、勤務形態からして物理的に不可能です。あとは何かの寄り合いみたいなものをあるようですが、ご近所さんの一人であるTさんが「勿論加わってもらっても構わないけれど、別に無理することもないっしょ」と言うので、「ま、いずれ・・・」みたいな返事で濁してあります。これまでのところ、寄り合いへのそれ以上のお誘いはありません。

子供の存在も大きいかな。特に小さい子供は潤滑油になりますね。次男は前のTさん宅のおばあちゃんのお茶飲み友達です。また、親から叱られても効かないことも、他人から言われると身に沁みるってことはよくあることで、「私がかつてそうだったように、どこかの怖いじいちゃんから怒鳴られてくればいいさ」と母は思っていますが、今までのところ子供たちはそこまでの悪さはしでかしていません。

そんなこんなで、周りの方がどう思われているかはともかく、私たちにとってはちょうど良い間合いで、これまでは快適に過ごすことができています。べったりもしていないけれど、例えば「火事や地震の時で万が一お母さんがいなかったり、あるいは怖い人に会ったりしたら、すぐに前のTさんのところに逃げなさい」と子供たちに言って聞かせてあげられるような信頼感。この距離感のお陰と夫へのバトンタッチで、近所付き合いでのストレスはゼロです(少なくとも妻は)。


近所さんとまではいかないけれど、この界隈の方と推定できる人とのお付き合い(?)が難しいです。朝お会いするおばあちゃんもそうですが、向こうはこちらを知っていても、私たちが「今の人はどこの人?」となる場合です。

まあ、挨拶をしたり返されたりするのは気持ちの良いことですから、知っている・知っていない人に関わらず挨拶はよく交わしますが、既知の人のように話しかけられるのは本当に参っちゃうんですよね。このおばさんは少なくとも私があそこの家に住んでいるというのを明らかに知っている、そして私がこの人のことを知っているとおばさんは期待している・・・けど、私はこの人のことを全然知らない。別れの後は実に後味悪いっす。


所付き合いでよく登場するものが、「お裾分け」。
先々週、先週とこの近辺は稲刈りで活気づいていました。そして家の前のTさんからは自家製の新米を戴いたのでした。普段は玄米食なのですが、やっぱり新米の時期はぴかぴか光る白いご飯! 隣りのTさんからも畑の収穫物をたまに戴きます。Tさんの畑と我が家の庭は隣接していて、境界線の大谷石をひょいとまたいで、「奥さんいる(在宅している)?」とやおら叫ぶんです。返事をすると、「新聞紙かバケツを持ってきて」と言われ、きゅうりやなすや里芋をたくさん戴きます。裏のTさんからは大きい泥亀を貰ったなあ。田んぼの排水溝にはまっていたのを「子供たちが喜ぶでしょう!」って。4日後にこっそり近くの沼に放しました。

私たちは田んぼも畑も持っていないので、何かをお返しというのがすぐにできません。私が作ったケーキの類いを持っていこうかなと思うこともあるのですが、年配の方達の口に合うかとても自信を持てません。ですので、大概は新潟や長崎に帰省した時に、彼の地の名物を買ってきて配っています。お年寄りには奇をてらわずに無難路線。

そういえば、今日は近所ではないけれど神明建設の社長の奥様が大きな梨を持ってきて下さいました。社長を始め皆さんが父の病状をとても心配して下さっているので、私たちは用事はないのに、何かにかこつけて事務所に行ってみようかなあと考えていた矢先でした。長男の空手道場に行く時間が迫っていて、ゆっくりお話ができなかったので、近い内に訪ねたいと思います。手土産は何にしましょうか。それとも、仕事の邪魔??


年ぽっちという短い期間ではありますが、皆さんの親切に支えられているなあと、今ブログに記しながら改めて感じます。まずは上々のスタートではないでしょうか、と自画自賛。これからはご近所以外に、子供たちを通して学校などのお付き合いも増えるでしょうし、私自身がなにか仕事か趣味でも始めれば、それを通しての関係もできていくはずです。どのようにして、またどんな根っこを、マモ家がこの土地に張っていくのか楽しみであります。



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考えさせられます…

う~ん、わかります。考えさせられます。
私の近所にも一人暮らしかな?と思われるおじいさんが住んでいて、幼稚園のバス停で出会うと「お帰り~握手しよう!」と言って嬉しそうに握手してきます。
このおじいさん、近頃は同じ事を言ったり、目に白内障を煩ってきてるようです。(私たちが引っ越してきた三年前はもう少しシャンとしていましたが)
お母さんたちは少し迷惑顔なのですが、子供たちは求められれば嫌がらずに嬉しそうに握手しています。子供の人に対する接し方は見習わないとって思います。
人とのふれ合いがどんどん乏しくなって行く日本の現状を変えなくては!…なんて少しは思っているのですが。

ところで、とんぼの暖簾はいいですね~♡羽根の描写がたまらない…。虫嫌いなんだけど、とんぼや蝶々は見るとおいかけたくなるんですよね(差別?)

桐箪笥も良い味出ていますね。マモ親さんのお家には仙台箪笥などよりも絶対合う気がします。色合いがぴったり♡

  • 投稿者: yoko
  • 2010/09/12(日) 00:39:02
  • [編集]

素敵ですね!

本当に都会にいるとぎすぎすした感じで、東京はマンションと一軒やですが目黒は昔から祖父・父の代から町内会長していたのでいろいろ近所付き合いがありましたが今のマンションは、それがなくて少しほっとしていたのもあるけど・・・本来はかまいたい!かまわれたい!下町体質(嫁は浅草です)なので千葉御宿地区はやはり組みみたいのがあり近くの神社の清掃とかたまに当番で回ってきます!一番はまもなくはじまる秋祭りですね!前の晩から宴会で当日は1日担ぎっぱなし!翌日は会計報告と称しまた飲み会!もう体力勝負!田舎のおじさんたちは元気です!東京の60歳・70歳とは大違い!大分過ごしやすくなりましたね!芽キャベツとスティックセニョールとニンジンと玉葱植えてみました!10月に入ったら空豆です!

  • 投稿者: SEADOG
  • 2010/09/12(日) 21:02:02
  • [編集]

** 返信 **

* yoko さまへ*
子供たちは本当に邪気のない心で人に接しますね。邪気がなさ過ぎて、うちの次男なんかは白内障のおばあちゃんに「どうして髪の毛だけじゃなくて、おばあちゃんの目は白いの?」って訊いているぐらい(苦笑)。

私はご近所さまのみなさんで我が家の子供たちを育ててもらえるとありがたいと思っていますが、何が潜んでいるのかわからない不気味な昨今、女の子の親御さんはそう簡単には思えないんでしょうね、きっと。


* SEADOG さまへ*
SEADOGさまご夫妻は江戸っ子なんですね? 下町体質をお持ちだとすると、いすみのお祭りでは血が騒ぐことと思います。今年も存分に楽しまれますように。

あ~、我が家も早くスティックセニョールだとかを植えてみたいです。夫が目下自然農法の本を読んでいまして、それをそのまま実践するとは考えにくいのですが、面白いと言っています。我が家の畑はどうなるのでしょうか。

  • 投稿者: マモ親
  • 2010/09/14(火) 06:50:49
  • [編集]

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