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WEB 内覧会 和室

  • 2009/11/02(月) 22:36:25

日の内覧会でお見せする部屋は和室です。オリジナル・トトロの家は築80年と伝えられる日本の民家です。その中でも和室は「THE 日本人の家」たる場所です。設備は何にもないけれど、仕様では一番お金の掛かった部屋だと思います。

↓まずは、床の間を臨む南からの全景をどうぞ。いつもスミマセン、私の撮った写真ってなぜかいつも傾くんですよね。根性が曲がっているから??
WEB 内覧会 和室
広さは10畳です。書院窓まであって、本格的な和室です。畳もスタイロ畳ではなくて、本床の畳です。

・・・って別に私たち施主がこの和室をデザインしたわけではありません、当然のことながら。壁の色などを少しマモ家風にアレンジはしてみましたが(聚落壁だったところを漆喰にしてもらいました)、それ以外は全て原型のまま残してあります。

今時の住宅トレンドや住宅事情を勘案すると、こうした続きの床の間を取ることって、極言すれば、かなりの無駄だと思うのです。実際のところ、私も計画の段階では、この床脇を潰して押し入れのような収納スペースにしたいと希望していました。が、夫と神明建設全員の強硬な反対に遭い、このまま残すことになったのです。

結果としては、暮らしている今、確かに収納スペースの確保に四苦八苦はしていますが、それでもこの部屋を手つかずのまま残しておいて、本当に良かったと思っています。

寝て、食べて(その前に作って)、遊んだり、身体をきれいにしたりという「生活」が営まれる空間が家となるわけですが、その純粋に「生活」だけでないスペース、言い換えると余裕とか遊び、豊かさのための空間があるということは、その家に住む人をとても贅沢な気分にさせてくれます。

本当に贅沢なことです。もし私たち夫婦がこの家に出会わずに、普通に新築で家を建てていたとしたら、生活には究極に無駄なこのような空間は絶対に計画しなかったことでしょう。できなかったことでしょう。

でも、たまさかこのような床の間を持ったトトロの家に出会ってしまったのですから、現代では切り捨てられがちなこの無駄を大切にして、よそ様とは異なる贅沢を楽しむことにしました。


て、これからお見せする写真は、8月末の見学会に小田原からわざわざいらして下さったいちこさんによるものです。我が家の写真集を送って下さっていたのですが、ようやくここでお披露目できて、嬉しいです。

↓書院窓から外を覗く。
WEB 内覧会 和室 床の間

この床の間の壁はマモ家オリジナルです。ここは漆喰ではなくて、和紙を貼りました。この和紙を選ぶまでの紆余曲折は「インテリア」のカテゴリーをご覧下さいましね。

貼られた当初は「これで良かったのかなあ」とあまり自信を持てなかったのですが、日ごとに「これいいじゃん♪」と自画自賛の気持ちが強まっています。貼り方も互い違いに貼るべきだったという意見もありましたが、このブロックみたいな貼り合わせ方がコンクリートっぽい無機質さを醸し出していて、これはこれで面白いなあと感じています。

↓もう1つのお気に入りである、床脇の襖。
WEB 内覧会 和室 襖の金具

実は、この和紙は想定外で偶然の産物なんです。床の間用の和紙を川島企画から郵送してもらったところ、サンプルと異なる色が届いてしまいました。工程に余裕がなかったので、大至急制作してもらった物を、私自身で川島企画まで取りに行ったのです。

その時、川島企画で目にしたこの植物文様の和紙がセール品となっており、これは床の間の和紙と合いそうで何かに使えるかと思い、買い求めようとしたところ、今回の手違いのお詫びにと数枚プレゼントとしてくださったのです。

それを家に持ち帰ったところ、床脇の襖紙も傷んでいるからちょうど良いという話になり、クロス屋さんが上手に貼り直してくれたのでした。これがまた最初から計画していたかのようにぴったりで嬉しくなりました。

ところで、この引き手にもご注目下さい。これ、鶴の顔(首)だと分かります? 私は完成見学会の時に教えてもらって初めて気付きました。この写真を撮って下さったいちこさんは、私からの解説がなくともちゃんと気付いて、こんな写真を撮ってるんです。私って、ホントこういう家に暮らす資格なし。ま、施主の資格はともかく、この細工はとても風情がありますよね~。

↓いちこさんからの写真で、私のお気に入りの1枚を最後に載せます。
WEB 内覧会 和室 次男

畳の青さと年月を感じさせる建具、そしてオリジナル・トトロの家にあったという座卓があり、新しい物と古い物の調和が雰囲気良く写されています。そして、ちんまり座っている次男が可愛い(親ばかで失礼!)。

いちこさん、素敵な写真の数々を本当にありがとうございました。また別な機会に使わせてもらいますが、心よりお礼を申し上げます。


ういえば、雨漏りなどでひどく傷んだ障子戸を7月末に修理に出したんです(「障子戸の修理依頼先:『笠原製作所』」)。この修理がですね、ホントすーーーーーっごく長引きまして、ようやく10月の終わりに出来上がったということで、池袋まで取りに行ってきました。

それまで、障子戸が2枚欠けていた和室でしたが、ようやく本物の和室となりました。10月に入った頃から、朝晩が冷え始めて、何度か督促の電話を笠原製作所にかけたのですが、職人さんが風邪を引いてしまったとか。人の健康ばっかりは仕方がないことだけれど、こっちも風邪を引くところでしたよぉ。

↓修理された障子戸です。真新しい桧が眩しい! ちなみに修理前の写真はこの記事の3枚目です。
WEB 内覧会 和室 修理された障子戸
新旧の色がちぐはぐですが、我が夫はこの入り交じった様子がお気に入り。「いろいろなものを大切に受け継いで暮らしてます」っていう感じが好ましいらしいです。だから、柱なんかもそうですが、トトロの家では古色塗りといったような作業は施されていません。

↓建具を全部閉め切ると、何とも言えない静寂の世界となります。障子戸越しの陰影は美しいです。
WEB 内覧会 和室

ちなみに、この和室は飾りとしてだけではなく、客人用の部屋としても使われています。客人と言っても、これまでのところ妻の両親しか泊まったことがありませんが。「旅館みたい」ってなかなか好評です。どうぞ泊まりにいらして下さいね~。



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この記事に対するコメント

贅沢!

モノのない和室、今の時代これ以上の贅沢はありませんね。羨ましい。
えぇ、賃貸ですが床の間あります。繊維壁のが。勿論エレクター入れて
ロールカーテンで物置です。他の収納押入れ1つだけなんですもの・・・無理。
畳も本床、床下からの隙間風がきつくてカーペット敷きですのよ、スタイロ畳
暖かいらしいですね。床下の処理がしっかりしてあれば、本畳は通気性も良く
嬉しいんですが、干すどころか表そのまま早10年ですか・・・泣・・・
古色塗りにしなかったのは遠くから賛成させていただきます。建具の持つ力が
時間かけてまとった色です、塗っては再現どころかかえって目立つと思います。
愛されてきた家ですね、マモ親さん一家が今度は家に愛されますよ、絶対。

  • 投稿者: しましま
  • 2009/11/04(水) 18:08:03
  • [編集]

** しましまさま **

こんばんは~。いつもありがとうございます。ホント、私はしましまさんの愛情あふれる、且つ自虐的なコメントが大好きで、つい心待ちにしています。イヤ、コメントを強制しているわけではありませんので、これまで通りご自分のペースでお願いします。

我が家も和室の床下には断熱材を最初は入れないことになっていました。畳そのものが断熱材だからって。でもね、畳の下の荒床は80年前のオリジナルを再利用ですし、その縮んだ荒床の下は基礎コンクリートのない地面ですから、スタイロフォームを敷いてもらいました。大した額じゃなかったし。

とりあえずこれまでのところ、床下からの隙間風もなく快適に過ごしています。私もこれまでしたことはないけれど、この家に住むからには、年に1度畳を上げて風を通すつもり。でっきるかな~。

越してきて2ヶ月。子供たちはこのトトロの家に育まれているなあと実感しています。私? 鍛えられているなあって感じ。

  • 投稿者: マモ親
  • 2009/11/04(水) 21:32:28
  • [編集]

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