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床の間の仕様を話し合う

  • 2009/04/06(月) 13:33:04

月4日(土)には社長も同席しての神明建設との打ち合わせがありました。主に床の間について話し合われました。台所やリビングなどは、決まり事があるわけでもないし使い勝手が優先される場所なので、施主の意見が大きく反映されます。

が、床の間となるとそうはいきません。しかも我々は新築でモダン床の間を目指すということではなく、80年前に造られた本格的な床の間を再生させるというのですから、これはもう我々素人が口を出せるはずはなく、基本的に神明建設、とりわけ社長にお任せとなります。


番問題になっていることが、雨漏りで傷んでしまった地板です。下の写真の向かって右側の隅です。写真はクリックで拡大します。
床の間 ビフォア

↓地板の現在の様子。ぼろぼろでとても一枚板としては使用できません。
床の間の傷んだ地板
最初は使える半分に新しい板を継ぐことも考えたようですが、同じような板はなかなか見付からないとのこと。素人には判別つかないものの、この地板はとても立派なものだそうで、今現在この大きさのケヤキの1枚ものなんてとても私たちには買えないそうです。しかもこの厚み(というか薄さ)で反らないということが素晴らしいとのこと。←全部神明社長の受け売りです。

そこで、どうするか。以前から仏壇の裏に張ってあった1枚板がなかなか立派でどこかに使う場所はないかと話題にはなっていたところ、今回それを床の間に使おうということになったそうです。私たち夫婦はその仏壇裏の板を特注下駄箱の天板に・・・と目論んでいましたが、床の間に使えるというのならば異論はありません。お金の掛からない解決方法が見付かって良かったです。


に、床の間に貼る和紙を社長に見てもらいました。川島企画で見付けた濃いグレーの和紙と、木曽アルテック社の灰をまぶした柿渋和紙の2つです。両方却下されるかなあとちょっとどきどきしましたが、濃いグレーの和紙がすぐに選ばれました。というのは、床柱がケヤキの柾目だそうで、そしてケヤキは赤茶色なので、柿渋色だとあまり映えないかもしれないそうです。

このケヤキの床柱についても社長はいろいろと問わず語りに話していました。曰く、この辺(千葉の外房近辺)でケヤキの柾目が床柱に使われているのは見たことがないと。豪農の館という趣きの社長のお宅(明治時代に建てられたそうだ)ですら、杉なんだそうです。80年も前にロフト的な趣きの中2階をつくる感覚といい、「この大工に会ってみたいねぇ」と何度も呟くのでした。


話休題。無事社長のお眼鏡にかなった和紙は、750ミリ×500ミリサイズで1枚あたり3000円という結構なお値段。節約のために、人目につかない床の間の天井や下がり壁の裏は下貼りだけで済まそうとする妻に、まずは夫から「天井だって見られる場所でないのに、わざわざ手の込んだ網代にしているぐらいなんだよ」と、すかさずクレームが。社長と若旦那もそれに呼応して「ほとんどの人は見ませんが、私みたいに見る人間もいるんですよ」と、お金云々ではなく建て主の心意気というか粋さ加減を示すために全部ちゃんと同じ和紙貼りとなりました。

↓隣りの床脇には網代天井がきれいに残っているので、それを再利用します。クリックした拡大写真で見るときれいな網代天井がお分かり頂けます。
床の間の網代天井

床の間にももともとは網代天井がありましたが、ぼろぼろとなっていました。本物をつくろうとするとやはりとても高い。かといって今売られているようなまがい物の網代天井は使いたくない。ということで、和紙貼りになりました。


回の打ち合わせでは、施主である私たち夫婦はほとんど傍聴者状態。出てくる単語も「?」というものが多くて・・・。「おとしがけ」「なげし」「つりづか」「じづか」って?? まあ、「長押(なげし)」ぐらいは分かりますけどね。社長は「吊り束 つりづか」も「地束 じづか」もなくした方がすっきりすると言い、若旦那は大工さんの手間を考えて難色を示し・・・、それらの有無の判断は当然私たちにはできないけれども、目の前で繰り広げられる父と息子の攻防は面白かったです。

書院もある立派な床の間の完成も楽しみです。和室の照明は良いものが見付からず困っているんですけどね。




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この記事に対するコメント

床の間は

ブログ村からです。はじめまして。

床の間拝見しました、違い棚に書院ということは家屋の中での【本床】になるはず。
この仕上げは幾ら立派なケヤキでも格落ちになります。
安く仕上がるので【畳床】をお勧めします。畳を入れてもいいですがでなければ薄縁を敷くと良いですよ。

  • 投稿者: フクタロー
  • 2009/04/07(火) 15:22:17
  • [編集]

*** フクタローさま ***

コメントをどうもありがとうございます。同じ古民家再生の仲間からのお言葉はとても嬉しく思います。

畳床ですか。確かに指摘を受けて慌てて調べてみたら、そのような床の間も存在するのですね。そういえば、ちらっと工務店の社長も言及していた気がしますが、我が家の家族構成(やんちゃな子供がいる、格式張った客は来ないなど)や、所詮は一農家の民家であることを考慮して、ここまでの必要はないと暗に判断されてのことかと理解しています。

私たち夫婦も相応に年を取ったら、そのような床の間につくり直すことを考えても良いのかなと今回思いました。

折角教えて頂いたのに、口答えするようなお返事でとても申し訳ないのですが、それでも専門の方からの貴重な指摘を本当にありがたく思っています。懲りずにこれからもどうぞ見守って下さい。

  • 投稿者: マモ親
  • 2009/04/07(火) 21:24:16
  • [編集]

時々拝見させていただいております。
床の間・床脇・書院  日本の家ですね。私も現在建築中ですが、床の間でせいぜいでした・・・ 
さて、照明ですが、アンティークは如何でしょうか? 最近のものでは、プラスチックが多用されていて、本格的な和室にはどうも合いません。特に、プラスチックなど使われていなかったころに建てられた家に合うはずもない気がします・・・

http://www.sukiyalamp.com/ (京都のお店ですが高いです。品質はよさそうです。)
http://www.kofukuan.jp/ 相模原のお店です。 品数は結構多いです。http://www.koshiya.jp/goods/akari/index.html 滋賀県のお店です。
そのほかにも、いろいろとお店はあります。私は、結構、アンティークの店で集めました。

価格はそれなりですが、最近のものは新品でも結構高いので、それと比べれば悪くないかもしれません。ご参考まで

  • 投稿者: 通りがかりの者ですが
  • 2009/04/07(火) 22:43:17
  • [編集]

*** 通りすがりの者さま ***

玄人好みの記事へいつもコメントをくださりありがとうございます。

いや、私たちもたまたまこのトトロの家に書院付きの床の間があったので、大切に使おうというそれだけです。飾る物もないのにどうしましょう。

照明のアドバイスも大変ありがとうございました。忘れていましたが、京都のお店には私も以前価格の照会をしたこともあったのでした。今回も早速このお店に問い合わせをしてみたところ、すぐにお返事を戴きました。でも採用には難しそうです。この和室は10畳で、天井高も3メートルを超えるのです。ちょっとぐらい暗くてもいいやと思いつつも、100W球1つではさすがに暗すぎるかと。

それでも、和室以外の部屋にいいかなあと思う照明を見付けました。夫と相談します。アンティークという選択を思い出させて下さり、ありがとうございました。これからも引き続きよろしくお願い致します。

  • 投稿者: マモ親
  • 2009/04/08(水) 22:00:13
  • [編集]

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