スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

床の間に飾る物

  • 2008/12/30(火) 22:45:10

トロの家には床脇や書院までがついている本格的な床の間があります。床脇はいらなくてそこを押入れに改造しようと考えた不謹慎な妻でしたが、神明社長と夫の常識によりきちんと丸々残ることになっています。

そこで問題になるのが、その床の間に何を飾るというか置くのかということです。普通床の間には掛け軸や壷などが置かれますよね。ところが、マモ家はそんなものは一切持っていません。どうしよう・・・。立派な板と本物の網代天井が使われている本格的な床の間だけに、ちょっとした悩みとなっていました。

そんな中2週間ほど前に、片岡球子女史の絵を近所の画廊で見つけました。富士山のリトグラフですが、150万円もします。片岡女史の絵は夫婦揃って本当に好きなんですよね。年賀状代わりのカードによく片岡女史の絵カードを使用したものです。そして今回は、薪ストーブをやめればこの絵を買えるなぁと冗談で言い合っていました。


12月30日現在。夫の実家である長崎にいるのですが、昨日夫が突然「有田に行くぞ」と言い出しました。あの焼き物で有名な有田です。海外で暮らしていた頃は、お客様用の器を探しに帰国の度に夫婦で有田や唐津に出掛け、あちこちの窯を見に行ってました。でももう食器はいらないし・・・と思っていたら、夫は床の間に置く花瓶などを探しに行こうと言うのです。

それは思い付かなかったと、家族で有田に行ってきました。子供もいますし、買うものも決まっているので、柿右衛門と今右衛門に絞りました。白磁の井上萬二も好きなのですが、今回は色のついたものが欲しくて上記の2つとなりました。柿右衛門だの今右衛門だの興味のない人にはピンとこない名前だと思います。京都美商(株)という会社のサイトの中で、ごく簡単な解説を見つけましたので、参考になると思います。

最初に今右衛門に行きました。実はですね、数年前にマモ家は柿右衛門の小さな花瓶を1つ買い求めたことがあります。その当時は今右衛門はなんだか地味に思えて、華やかに映る柿右衛門に惹かれていたんですね。ところが、年を取ったからでしょうか、今回は夫ともども今右衛門に一目惚れしてしまいました。

お店の人からもいろいろな解説を受けました。今右衛門は色鍋島を継承しており、この色鍋島は伝統としては4色しか使わないのだそうです。ですので、柿右衛門のように写実的な花鳥風月ではなく、文様的な柄になるのだとか。年を重ねた夫婦には、この「限定された中での美」というものが心に響くのでしょうか。

ちびっこギャングたちが一緒でしたから、妻が作品を見ている間は夫がギャラリーの外で子供たちの相手をしてくれていました。妻は3~5万円の小さな花瓶がいいかなあ(というか金銭的にそれぐらいが限度でしょう)と思いつつ、
妻:「この花瓶は床の間に置くにはどうですか?」
お店の人:「違い棚に置くにはちょうど良いサイズですけれど、床の間にはちょっと・・・」
お金がないのがばればれじゃん!

今右衛門は橘をモチーフとして多く使っています。橘は京都御所の紫宸殿(ししんでん)に植えられているめでたい植物として扱われています(右近の橘、左近の桜)。←ついさっき調べました。

で、その橘ですが、もちろん名前は知っていたのですが、実際にどんな植物かまでは知りませんでした。妻はつい知ったかぶりで「橘って夏の木なんでしょうかねぇ」と言ってしまい、お店の方から「いや、柑橘類ですから冬じゃないでしょうか」と訂正される始末。

夫に至っては、橘の実の絵を指して「いちじくですか?」と訊いていました。妻よりひどい!! 夫婦揃って無学ぶりを露呈してしまいました。いやはや、いやはや。

結局夫も一緒に見て、いつの間にやら違い棚ではなく床の間に置けるぐらいの花瓶やお皿を一緒に吟味していました。でもねー、お値段は15~30万円。いったいどうすんねん、夫よ。そりゃあどれも本当に芸術品で、なんだか床の間だけが燦然と輝きを放ちそうです。


論を言いますとですね・・・







今回は買いませんでした。夫曰く、床の間の壁がどのような仕上げになるかまだ不明で、それによって合う柄も変わってくるだろうし、何より橘が何たるかも知らない我々に買われる今右衛門が気の毒だと。もう少しそのあたりの勉強をして、来年にでもまた来ましょうとなりました。ま、一種のリベンジですね。焼き物については少しは知っているつもりだった妻ですが、「右近の橘、左近の桜」などという類は古典の知識も入って来ますからねぇ。つらいわぁ。

その後に柿右衛門にも行ってきましたが、作品はさーっと見て(偉そうな言い方ですけど)、庭ばかり見ていました。子供たちは巨大な鯉に大騒ぎでしたし。庭には柿右衛門のもとである、見事な柿の木があるんですが、何度見ても素晴らしいですね。松の老木も見事です。

という次第で、トトロの家の床の間も床脇もしばらくは空席となりそうです。う~ん、無の美、わびさびとなるかなあ?



↓ ↓ 住まいブログのランキングに登録しています。応援のクリックをお願いします。思いもかけずたくさんの方に見て頂いているのですが、ブログランキングに反映される下のボタンのクリックが多くはないようです。ぽちっとして頂けるととっても嬉しいです。面倒ではあるんだけども(苦笑)。
あるいは、興味のあるカテゴリーをクリックすると、ためになるブログがたくさん出てきます。

にほんブログ村 住まいブログ 自然素材住宅へ にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅へ にほんブログ村 住まいブログ 古民家再生へ

スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

ご無沙汰と今年の御礼

マモ親さんへ
今年は大変お世話になりました。
沢山素晴らしい事を教えて頂き
感動を有難う御座いました。
私のブログは、年の瀬も近くなり
不完全燃焼で終わりましたが、
只今、オーバーホールして再度 新たな気持ちで
皆様方のお仲間に入れて頂けるよう、頑張っています。
来る年も 社会情勢は一層厳しい環境になると思いますが
どうか良い年になりますよう 心よりお祈り申し上げます。

  • 投稿者: オオカントク
  • 2008/12/31(水) 18:38:12
  • [編集]

** オオカントクさま **

久しぶりのコメントをどうもありがとうございます。
懐かしく、またとても嬉しくコメントを拝読しました。

私の家づくりは今年の6月ぐらいで取り敢えず終わる予定ですが、オオカントクさんのブログはずっと続けられる性格のものですので、長く楽しみにしたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

  • 投稿者: マモ親
  • 2009/01/01(木) 12:27:27
  • [編集]

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。