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犬走り工事 東側
- 2009/11/01(日) 17:28:05
WEB 内覧会をしていたのに突然犬走り工事の様子をお伝えしたり、かと思うと台所の動線などと、話があちこち飛んで、順を追って読んで下さっている方以外には分かりづらくてごめんなさい。
今週末に夫が頑張って残っていた東側の犬走り工事を終わらせたので、その頑張りを讃える意味も込めて、この様子を簡単に紹介させて下さい。
10月の半ばに新潟から妻の父が来て、正面である南面の犬走りを完成させたものの、そこで力は尽きてしまい、東側が残ってしまいました。
↓「残ってしまいました」と書くと父親からクレームがつきそうで、実は途中まで配管してくれました。
ここに隣りの椎の木の太い根が集中していて、全て手掘りでという一番難儀な場所だったんです。穴を掘って配管して、その上を砕石で覆うというところまでして、「あとはお前
の仕事だ」と夫に言い残して新潟に帰っていきました。
父は新潟に帰ったら帰ったで、その後がやっぱり気になるみたいで、電話で話す度に進捗状況を訊いてきます。先週末は雨だというのに「土方は雨でも仕事をするもんだ」とのたまうので、「お父さんは土方でも、私の夫は普通のサラリーマンだから」と返事をしておきました。
そうこうする内に、母からの情報では、父が一人で新幹線に乗ってトトロの家に来るという案が出ているらしい、と。やり残してきたことがやはり気になるんじゃない、と母の言葉。ま、子供たちは喜ぶけどさー。
その話を聞いた夫は俄(にわか)に慌て出し(それともたまたまの一致かな?)、今週末に東側の犬走りをあっという間に完成させてしまいました!
↓あとは植物を脇に植えるだけ。
途中犬走りが切れているのは、そこに太い根が集中していて、瓦を立てることができないからです。有孔管は根の下に通してあります。
↓建物側の瓦がより高くなっていて、水を防ぐ形になっています。
この週末は、日が短くなったせいもあり、夫は朝7時には作業を始めていました(妻はまだ布団の中)。
父によっても全く手つかずだった場所をまず掘り進め、それから父が埋め戻していた砕石を掘り出して、形ができたところで、瓦を並べて丁寧に埋めていきます。途中「もう一人いれば早く進むのになあ」とぼそっと言っていましたが、それは妻に手伝えってことか、それとも新潟の父に来てほしいってことかは謎。
今日の午後には無事玉砂利を入れることができて、無事完成。お月様が上がる前にお風呂に入って、疲れを癒していました。
ところで、有孔管と升で全周を繋いだとしても、その水をどこかに排水しなくてはなりません。で、それが我が家の最大の懸案事項だったのですが、先日雨が3日ほど続いた折り、升の中を覗いたところ、溢れるほどの水は溜まっていなかったんです。
神明建設曰く、もっと長く繋がれば(その時点では16メートルほどある南面だけ)、その分受ける水の量も増えるだろうから、今後溢れる可能性は高いそうですが。でもね、升の数を増やせば、年に数回の大雨以外は十分受けることができそうだとも言われました。
ということで、ちょっと多めの升の数で、全周を繋いでいくこととし、敢えて外のどこかに排水を計画しないことになりそうです。これが一番安上がりの方法なので、これで行けるんだったら願ってもないことです。
これからぼちぼちと夫や新潟の父により、残りの北側と西側の犬走りが整備されていくことでしょう。お二方、どうぞよろしくお願い致します。あ、妻は龍の髭(たつのひげ)と父が呼んでいる植物を瓦の脇にせっせと埋める仕事をします。
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WEB 内覧会 和室
- 2009/11/02(月) 22:36:25
本日の内覧会でお見せする部屋は和室です。オリジナル・トトロの家は築80年と伝えられる日本の民家です。その中でも和室は「THE 日本人の家」たる場所です。設備は何にもないけれど、仕様では一番お金の掛かった部屋だと思います。
↓まずは、床の間を臨む南からの全景をどうぞ。いつもスミマセン、私の撮った写真ってなぜかいつも傾くんですよね。根性が曲がっているから??
広さは10畳です。書院窓まであって、本格的な和室です。畳もスタイロ畳ではなくて、本床の畳です。
・・・って別に私たち施主がこの和室をデザインしたわけではありません、当然のことながら。壁の色などを少しマモ家風にアレンジはしてみましたが(聚落壁だったところを漆喰にしてもらいました)、それ以外は全て原型のまま残してあります。
今時の住宅トレンドや住宅事情を勘案すると、こうした続きの床の間を取ることって、極言すれば、かなりの無駄だと思うのです。実際のところ、私も計画の段階では、この床脇を潰して押し入れのような収納スペースにしたいと希望していました。が、夫と神明建設全員の強硬な反対に遭い、このまま残すことになったのです。
結果としては、暮らしている今、確かに収納スペースの確保に四苦八苦はしていますが、それでもこの部屋を手つかずのまま残しておいて、本当に良かったと思っています。
寝て、食べて(その前に作って)、遊んだり、身体をきれいにしたりという「生活」が営まれる空間が家となるわけですが、その純粋に「生活」だけでないスペース、言い換えると余裕とか遊び、豊かさのための空間があるということは、その家に住む人をとても贅沢な気分にさせてくれます。
本当に贅沢なことです。もし私たち夫婦がこの家に出会わずに、普通に新築で家を建てていたとしたら、生活には究極に無駄なこのような空間は絶対に計画しなかったことでしょう。できなかったことでしょう。
でも、たまさかこのような床の間を持ったトトロの家に出会ってしまったのですから、現代では切り捨てられがちなこの無駄を大切にして、よそ様とは異なる贅沢を楽しむことにしました。
さて、これからお見せする写真は、8月末の見学会に小田原からわざわざいらして下さったいちこさんによるものです。我が家の写真集を送って下さっていたのですが、ようやくここでお披露目できて、嬉しいです。
↓書院窓から外を覗く。
この床の間の壁はマモ家オリジナルです。ここは漆喰ではなくて、和紙を貼りました。この和紙を選ぶまでの紆余曲折は「インテリア」のカテゴリーをご覧下さいましね。
貼られた当初は「これで良かったのかなあ」とあまり自信を持てなかったのですが、日ごとに「これいいじゃん♪」と自画自賛の気持ちが強まっています。貼り方も互い違いに貼るべきだったという意見もありましたが、このブロックみたいな貼り合わせ方がコンクリートっぽい無機質さを醸し出していて、これはこれで面白いなあと感じています。
↓もう1つのお気に入りである、床脇の襖。
実は、この和紙は想定外で偶然の産物なんです。床の間用の和紙を川島企画から郵送してもらったところ、サンプルと異なる色が届いてしまいました。工程に余裕がなかったので、大至急制作してもらった物を、私自身で川島企画まで取りに行ったのです。
その時、川島企画で目にしたこの植物文様の和紙がセール品となっており、これは床の間の和紙と合いそうで何かに使えるかと思い、買い求めようとしたところ、今回の手違いのお詫びにと数枚プレゼントとしてくださったのです。
それを家に持ち帰ったところ、床脇の襖紙も傷んでいるからちょうど良いという話になり、クロス屋さんが上手に貼り直してくれたのでした。これがまた最初から計画していたかのようにぴったりで嬉しくなりました。
ところで、この引き手にもご注目下さい。これ、鶴の顔(首)だと分かります? 私は完成見学会の時に教えてもらって初めて気付きました。この写真を撮って下さったいちこさんは、私からの解説がなくともちゃんと気付いて、こんな写真を撮ってるんです。私って、ホントこういう家に暮らす資格なし。ま、施主の資格はともかく、この細工はとても風情がありますよね~。
↓いちこさんからの写真で、私のお気に入りの1枚を最後に載せます。
畳の青さと年月を感じさせる建具、そしてオリジナル・トトロの家にあったという座卓があり、新しい物と古い物の調和が雰囲気良く写されています。そして、ちんまり座っている次男が可愛い(親ばかで失礼!)。
いちこさん、素敵な写真の数々を本当にありがとうございました。また別な機会に使わせてもらいますが、心よりお礼を申し上げます。
そういえば、雨漏りなどでひどく傷んだ障子戸を7月末に修理に出したんです(「障子戸の修理依頼先:『笠原製作所』」)。この修理がですね、ホントすーーーーーっごく長引きまして、ようやく10月の終わりに出来上がったということで、池袋まで取りに行ってきました。
それまで、障子戸が2枚欠けていた和室でしたが、ようやく本物の和室となりました。10月に入った頃から、朝晩が冷え始めて、何度か督促の電話を笠原製作所にかけたのですが、職人さんが風邪を引いてしまったとか。人の健康ばっかりは仕方がないことだけれど、こっちも風邪を引くところでしたよぉ。
↓修理された障子戸です。真新しい桧が眩しい! ちなみに修理前の写真はこの記事の3枚目です。
新旧の色がちぐはぐですが、我が夫はこの入り交じった様子がお気に入り。「いろいろなものを大切に受け継いで暮らしてます」っていう感じが好ましいらしいです。だから、柱なんかもそうですが、トトロの家では古色塗りといったような作業は施されていません。
↓建具を全部閉め切ると、何とも言えない静寂の世界となります。障子戸越しの陰影は美しいです。
ちなみに、この和室は飾りとしてだけではなく、客人用の部屋としても使われています。客人と言っても、これまでのところ妻の両親しか泊まったことがありませんが。「旅館みたい」ってなかなか好評です。どうぞ泊まりにいらして下さいね~。
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WEB 内覧会 リビング・ダイニング(1)
- 2009/11/04(水) 21:18:28
本日は前回紹介した和室と続き間になっているLD(リビング・ダイニング)です。
LDはもともとは畳の間でした(昭和初期の建物なんだから当たり前か)。一部に囲炉裏もきってあり、長男は「かさこ地蔵の家だ!」と叫びました。彼がよく読んでいた昔話の貧しい老夫婦の住まいにも囲炉裏がありましてですね。
↓オリジナル・トトロの家の図面です。見づらい写真でスミマセン。
この続き間である和室とLD、そして今は3分の2が台所となった土間、および広縁をそのまま活かして再生しました。つまりは、和室、このLD、そして広縁がこの再生トトロの家の本丸であると言いたいのです。
本丸と言いつつ、ここは和室のように純粋にそのまま再生はさせず、自分たちの今の生活に合わせて板間のLDと変えました。
さあ、この本丸の1つであるLDがどのように再生されたかを、ビフォアの写真と組み合わせて紹介しますね。
ビフォアその1。
↓土間(今は台所)へと続く方向を見る。
上の図面でのどの場所かよく分からないまでも、取り敢えずいかにボロボロの廃屋であったかということはご理解頂けるかと。
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☟
アフターその1。
↓角度が少し異なるのですが、梁や柱、そして中2階を覗く小窓で同じ場所だと分かりますよね。
ビフォアの写真に写っている柱時計の痕が柱に残っています。ちなみにここは西側。
ビフォアその2。
↓ここには仏壇と、その上に神棚がありました。
奥に見える和室と、書院まわりの崩壊ぶりも素晴らしいですね。
☟
☟
アフターその2。
↓かつてお住まいだった方には申し訳ないのですが、仏壇も神棚も撤去させて頂いて、薪ストーブを置きました。
北東方向を写しています。
ビフォア付きの比較写真は以上でおしまい。
↓今日もいちこさんからの写真を1枚拝借。
天井板、柱、建具、欄間はオリジナルを再利用しています。天井高は3.4メートルもあり、12畳という広さ(薪ストーブ設置部分も含む)と相まって、とても開放感があります。
トトロの家のLDの仕様は以下の通り。
床: 紀伊杉 床暖房対応 オスモクリアカラー仕上げ
壁: 漆喰
暖房: 薪ストーブ(ヴァーモント・キャスティング社 アンコール)とガス式床暖房
照明: ペンダント コイズミ APN 515 127(シリーズ名 KUMO)
ブラケット コイズミ ABE 546 443(シリーズ名 KUMO)
次回では、今日お伝えできなかったLDのこだわり部分を紹介します。ホントはこの本日分に載せていたのだけれど、あまりにも長くなったので、切って次回に廻したのでした。
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WEB 内覧会 リビング・ダイニング(2)
- 2009/11/05(木) 09:25:10
今日紹介するのは、小さい物なんだけど我々のこだわりのシンボルとも言えるスイッチプレートです。
見える箇所には全て Material World のプレートを使ったのですが、LDはパブリックな場であるので、ちょっと頑張っちゃいました。
↓特別オーダー品の「代官山プレート」。スイッチプレートに普通1万円なんて出しませんよね。
シンプルな空間(のつもり)であるLDのアクセントカラーを赤にしてみました。だから、LDのラグやクッションカバーも赤。
↓この代官山プレートが設置されている場所は、LDからキッチンに入るところの壁です。ここに操作パネル類を集中させました。ついでに昨日からパソコンがここに引越してきました。
この壁の裏が玄関になり、壁の両側に見えている2枚の障子戸はどちらも玄関への出入り口です。向かって左の戸がLDから玄関へ、右の戸は以前紹介したようにキッチンから玄関へとなっています。
小さい鏡はお出掛け前に顔をチェックするためです。IKEAで確か300円ほど。主に口紅を塗るためなので、こんなに小さい鏡でも問題なし。でも、機能は良くともこの色が実は気に入らない。白に塗ろうかと思案中。折角のイタリアンレッドのプレートをこの半端なベージュが邪魔する感じがして。
そして、もう1カ所アクセントとしてプレートを使った場所があります。
↓それは薪ストーブ背面の壁です。
黒のストーブに合わせました。上がスイッチプレートで、下がマルチメディア用のコンセントプレートです。今は棚で下のプレートが隠れてしまったので、引き渡し直前の時の写真で紹介です。
アルミ製なんだけど、マットな色調で薪ストーブには良く合っていて、おまけにその壁を引き締めてくれるみたいで気に入っているだけに、今は見えなくなってしまい残念に感じています。
これらスイッチプレートについての蘊蓄(うんちく)は、以下の記事をご覧下さいませ。
2009/03/31 スイッチおよびコンセントプレートを注文する
2009/04/21 特注のスイッチプレートが届きました!
施主が敢えて言及しない限りは1万円超のものだとかは分からない物なんですけれど、トトロの家全体にもなじみつつ、でも確かにパンチの効いたアクセントにはなってくれているので、自分としては大満足。
実際のところ、「和とモダンな感じがよくマッチしていますね」とお褒め(と、図々しい私は勝手に受け止めている)の言葉をよく戴くんですね。それはこういった小さいことの積み重ねの結果なんだろうと思っています。よく見かける蕎麦屋さんとか民宿のようにいかにも古民家風にしたくなかった私としては、狙い通りではあり、一人自己満足に浸っているところ。
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私も興味を持ってもらえるような記事作りを頑張るぞ~。
玄関の収納
- 2009/11/06(金) 11:49:15
引っ越しして2ヶ月が経って、昨日ようやく我が家の玄関に収納が取り付けられました。
玄関の収納って、普通はこんな↓感じですよね? WOODONE という会社から拝借しました。
うわ~、明るくて広い玄関ですなぁ。
トトロの家の玄関収納はと言いますと・・・
↓こんなんです。
LDへと上がる場所に階段を作ってもらい、その階段下に引き出しを造作してもらいました。階段も引き出しも杉の無垢板です。
ところで、玄関床は本当は洗い出し仕様できれいなグレー色なんですが、外構が犬走り以外は全く手つかずのため、埃や泥が毎日たっぷり入り込み、今では洗い出しの小さな砂利も見えなくなり、ベージュ色となっている有様です。いたちごっこなんで掃除もたまにしかせず、お恥ずかしいので、玄関の写真は小さくお届けです。いつもは自慢げにクリックすると大きい写真を載せているのにねぇ。
↓引き出しを開けるとこんな具合です。
上の段の引き出しの奥行は19センチ、下段は63センチもあるので、結構な収納量です。高さも夫の靴が収まるように設計してあります。
↓ぶらぶらするフックも可愛くてお気に入りです。
ところで、オリジナル・トトロの家には、この場所に巨大な沓掛石が置いてありました。
↓背の低い次男にとっては、上がり框の役目となりません。よっこらせと全身でよじ上らなくては。
そこで、この石を何とか撤去してもらって、新たに階段を製作してもらったという次第です。今では次男も無理なく上り下りしていますし、またこの引き出し収納のお陰で機能性もアップ。このアイディアを思い付いた夫に拍手!
そして実は、玄関には下駄箱がまだありません。いわゆる木工作家と呼ばれる方2人にアイディアを出して頂いたのですが、15万円~30万円というお値段。デザイン画を見て、用いる材を考えれば、その物に対しては決して高い価格ではないんですが、今の私たちにこの金額をすぐ出せるかと問われると、ちょっと考えてしまう・・・というのが、身も蓋もない現状況。
暮らし始めて2ヶ月間、ずっと靴のほとんどが玄関に並べてあるというのは結構ストレスです。暫定的に無印良品のスチールラックに靴を並べていた時期もありましたが、このラックは他の所で用いられることに。
そんなこんなの落ち着かない日々を経て、ようやく昨日この階段下引き出しが取り付けられて、とても嬉しいです! 勿論全部の靴は収まらないけれど、無意味に視線にさらされる靴の数はぐんと減るでしょうし、下駄箱のサイズも当初の予定より小さくできるかもしれない。そうすると少しは価格も下がるかも?
・・・という次第で、玄関の内覧会はまだまだ先の話となりそうです。
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WEB 内覧会 キッチン(4)
- 2009/11/08(日) 23:03:17
既に3回紹介しているキッチンで、今回が4弾目です。「キッチンの内覧会、まだあるんかい~?!」と呆れずにお付き合い下さい。
本日は、下の図で丸がついているカウンター部分です(緑で囲った場所がキッチン全体)。
カウンターの隣りには階段が記入されています。というのも、キッチンは元々土間だった所をほぼそのまま使っているため、隣接するLDより42センチも低いのです。その分、キッチンに立っていても、LDに座っている人と目線が同じ高さになります。
さて、当初はここに子供たちが座って使えるようなカウンターを造作して、なんてことを考えていました。子供たちがLDの床に座ってカウンターに並ぶと、キッチンにいる私と視線の高さがほぼ揃って、楽しく会話ができるかなあなんて夢見たり。でもね、2人が並ぶにはちょっと狭そう。
そこで、カウンターとまでは行かないけれど、とりあえず配膳台やケーキ作りの作業台になるような台をと考えました。そうすると、天板は木よりもステンレスや人造大理石かなあ。タイルも素敵だけど、作業台としては不向きかなあ・・・etc。
その一方で、決して広いとは言えないキッチン本体の中で鍋や食器類は何とか収まったけれど、常備菜だとか、おやつの類いだとか、将来的にはホームベーカリーなんかを収納する場所をこのカウンター下に作りたい。
そんなこんなの希望は漠然とあるのですが、いかんせん暮らしてみないと具体的にわからないということで、建築中はずっと保留となっていました。
暮らし始めて2ヶ月。とりあえず皆さんにお見せしてもいいかなという形にようやくなりました。まだまだ改善の余地はあり、最終形ではありませんが。
↓当初の計画とは大幅に異なり、無印良品のスチールラックを2列並べています。
正直なところ、見た目としては気に入っていません。
ここはLDからキッチンへの通り道でもあり、LDで寛いでいる時に丸見えとなるので、1つのカウンターがポンと置かれる方がすっきりするはず。いくら無印良品の籠などで統一してみたところで、限界があります。
でもね、使い勝手はこの2列型だととても良いのですよ。
上の図面に載っているようなカウンターだと、奥行があり過ぎて、どこかしらデッドスペースが生じたり、あるいは物がごちゃーと広がる危険あり、と判断しました。
そして予算の問題です。
完成見学会の時に、キッチン本体をオーダーしたクニナカがわざわざ来て下さって、実はその時に、「そういえば、うちに使われなくなった大理石の天板があるんですよ。この家に合うんじゃない?」という話になり、その後その天板を使用したカウンターの図面までおこして下さったんです。
でもね、お値段が10万円越え。このキッチンに白い大理石の天板のカウンターはとても素敵だろうなあと容易に想像できて、それはそれは魅力的な提案で、よっぽど妻個人の小遣いでオーダーしようかともまで考えたのですが、コストパフォーマンスを考えて、このスチールラックを使った形にしました。高いお金を出したのに、使い勝手がいまひとつだった・・・となったら悲しいですものね。ラックも旧居から持ってきた分が余っていたので、籠を買い足すだけで済みます。
別に興味を持たれないとは思うのですが、それぞれのラックを見てみますと・・・。
↓配膳台として使っているラックです。
熱いお鍋も置くことができるようにとステンレスの天板にしました。
それぞれの籠には日本茶セット、ふりかけや鰹節などの細々もの、日本茶以外の飲み物セット、マグカップ、などなどと分けられています。
「配膳台」と称している割には、配膳スペースはあまりなくて、出来上がったおかずなどはLDの床に並べておくことが多く、子供たちに食卓である箱膳に運んでもらっています。そうですね、配膳台というよりは、湯沸かしポットが置かれているので、ここはお茶入れスペースかな。
妻の希望としては、このラックの背後の壁に棚を何段か取り付けて、そこにお茶類をだだだーっと並べたりしたいのですが、ここにはなぜかオリジナル・トトロの家時代から建具が取り付けられているんです。建具と言っても、別に部屋と部屋を仕切っているわけではなく、この建具の後ろは漆喰壁。なぜここにこのような格子戸がはまっていたのかは不明。
この格子戸を外してしまえば、棚を何段も付けられるのに・・・と妻は恨めしく思うのですが、夫はこの建具だけがかつての土間の雰囲気を残す物なので、これは外したくないのだそうです。気持ちは分かるけれど・・・。
↓反対側のラックには、なんとパソコンが置かれてしまいました。せっかく飾り棚をつけたのに、パソコンの影になってしまったじゃん。
いや~、びっくり。当初は勿論配膳スペースのつもりだったんですよ。でもね、ある日夫が突然「ここにパソコンを持ってくるってどう?」と言い出したのです。それまでは中2階にありました。
中2階は-そういえば、ここのお披露目はまだでしたね-、我がトトロの家で一番の見所とも言える場所でして、でもそこは寝室と化していて、さらにパソコンまで鎮座していたんです。
でも、パソコンを中2階の部屋から撤去すると、布団を上げさえすれば、見所らしい佇まいに戻ります。だからパソコンを何とか中2階からどこかに移動させたかったんですね。
で、突然キッチンに。
ま~ね~、実際のところ、パソコンを一番使うのは妻であり、メールのチェックなどささっと立ちながらできるのは便利。折畳みの椅子を近くに置いておけば、ブログを更新するなどの長時間の作業もできます。
天板部分と棚板2枚分のスペースがキッチン収納から取られてしまうのだけれど、それでも何とかキッチン全体としては収まりそうです。・・・という次第で、とりあえずはこの形で暮らしてみましょうと一段落つけたのでした。
でもねぇ・・・。
確かに収納機能としてはパーフェクトではないものの、何とか使い勝手を向上させることができています。だけど、やっぱり見た目が美しくない!
旧居は賃貸マンションで、よくある白のビニルクロスで囲まれたシンプルな空間でした。その無機質で人工的な場所には無印良品のスチールラックがよく似合っていたので、たくさん使っていたんですね。で、それらをここのトトロの家でも使い回そうとしているんだけど、このスチールラックはオーガニックなトトロの家、少なくともこのキッチンには合わないと思います。
オーガニックかどうかではなくて、問題は単純に色合わせだけだとしたら、無印良品のラックにも価格が高めのステンレス材とタモ材を使用したシリーズがあるので、それに換えればましになるんでしょうか???
とりあえずの形として、今回この場所を紹介しましたが、既述のようにまだまだ悩みは尽きず、近い将来に、進化か退化かは不明としても何らかの変化はありますね、きっと。ホント、皆さんの意見やお薦めのアイディアを聞きたいです。
今日も長い駄文を最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。ぺこり。
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WEB 内覧会 外観
- 2009/11/09(月) 13:18:53
順番が滅茶苦茶なトトロの家の内覧会です。
普通は外観→玄関→LDなどと進んでいくんだと思うのですが、すみません、私は片付けが済んだ場所から紹介しているので、意味不明な順番となっています。
さて、本日は外観。ビフォアの写真と交互にお見せしたいと思います。
↓正面(南側)のビフォア。朽ち果てるのは時間の問題と言われていました。
↓正面のアフター。完成見学会の時の写真です。
↓北側のビフォア。

トトロの家付きのこの土地を購入した時には、この北側には崩壊していた部屋があり、さらに竹藪で覆われていたので、足を踏み入れることができず、敷地の様子を把握していない状況でした。
写真は、その崩壊していた部屋を撤去し、竹藪なども全部きれいに取り払った後の様子です。北側にこんなに土地が広がっていたとは、嬉しい誤算でした。興味のある方は、「古屋のビフォア」というカテゴリーをチェエクしてみて下さい。
↓北側のアフターその1。別棟が母屋に隣接しているので、分かりづらいですが、手前の木の位置で比較できるかと思います。

↓別棟がつく前の写真です。

ビフォアの写真で、ストンと断ち切られた北側に9畳の部屋と、トイレ・洗面所を付け足しました。
↓東側ビフォア。行くたびに蚊に刺されていたなあ。

↓東側アフター。

↓西側ビフォアその1。どこに家があるのか分かりませ~ん。

20年以上誰も住んでいなかったので、まわりの木も伸び放題。まるで鎮守の森のように見えます。
↓西側ビフォアその2。近付くと、あれあれ、お化け屋敷が見えますね。

↓西側アフター

家がきれいになったことは当然のことながら、敷地も随分と整理されてすっきりとしました。すっきりし過ぎかもしれないと、この写真を見ながら思っちゃいました。
それでは最後に、私の好きなトトロの家の写真を数枚紹介します。



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WEB 内覧会 中2階
- 2009/11/10(火) 12:15:36
上2枚とも2008年6月4日撮影
写真を神明建設といちこさんからお借りしました。
今日は絵で味わって頂こうと、説明なしにしてみました。
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トトロの家の額装
- 2009/11/16(月) 15:21:09
8月末に引越してきて、さすがに大きな片付けはなくなり(・・・と書きながら、廊下にまだ段ボール7箱とゆうパックの小が6箱もあるって、どういうことよ)、いわゆるインテリアにも心身ともに関心が向くようになってきました。
インテリア第1弾として、まずは手持ちの額をどこかに飾りましょう~!
と、まずは処分から。千葉市の旧居の前は過去10年間ずっと海外暮らしだったマモ家。どこの家も天井が高くて、無駄に壁が広くて、その眩し過ぎるほどの白い壁を埋めるために、あれこれ額装したものでした。それらの額のほとんどは千葉の旧居の天井裏でずっと眠ったままとなっていました。
だってね、最大のものは横幅130センチほどもあるサイズなんですよ。そんな大きい額は日本のウサギ小屋には似合いません。額ばっかり目立っちゃう。という次第で、その大きい額が2枚、そしてその他にも5枚ほどリサイクルショップに持ち込まれました。ロンドンから後生大事に持ち帰ったポスターも含まれていたけれど、「ここには飾る場所はないでしょう」という夫の冷静な判断に従いました(涙)。
そして、残ったものは4枚。その内3枚が今回めでたく壁に収まりました。
↓洗濯部屋という名のアトリエにまず1枚。
これはイエメンの大切な記念品。イエメンの地図がクロスステッチで描かれています。
このアトリエはほぼ妻のためだけの部屋となっているので、もっと妻個人の趣味で飾りたいと考えています。
↓洗面所脇の壁にも1枚。
長男を妊娠中に京都の古道具屋さんで購入した猿の絵です。長男は申(さる)年生まれになることが分かっていたので、猿の絵を選びました。私も子供の頃は、そのお転婆ぶりでずっと猿と呼ばれていたしね。
ちなみに額装はインドでしてもらいました。キンキラキンがおしゃれとされる向こうでは、この地味な額縁は珍しいです。お店の人にも、「こんな暗いものでいいのか?」と念を押されました。
↓最後の1枚はトイレに。
オリジナル・トトロの家に残されていた古い新聞の広告です。以前ブログのネタにしました(こちら)。額装した当時は、玄関に飾るつもりでしたが、なぜかトイレに。金の市松模様の額縁が入って、随分と立派なトイレになりました。
もう1枚残っていますが、それはまだ場所が決まっていないので、無事飾られた後に紹介したいと思います。
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トトロの家の額装 番外編
- 2009/11/16(月) 15:51:43
1つ前の記事「トトロの家の額装」に付け足すのを忘れました。
厳密に言えば、額装ではなくただの飾りなのですが、目下トトロの家を賑やかに飾っているものをご紹介~。
↓じゃじゃーん。
長男(5歳)が製作した万国旗です。ここに写っているのは一部で、全部で44枚もあり、家の周囲を半周しそうです。44枚全部ちゃんと異なる国の旗です。我が家に国旗図鑑なんてないはずなんだけど、どこから見つけたのか。
親ばかではありますが(←いつものこと)、長男の力作をちょっと紹介させて頂きました。
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薪ストーブとともに読書でまったり
- 2009/11/19(木) 23:39:47
今日の関東地方は真冬並みの寒さだったとか。我が家も今日は朝から薪ストーブで暖をとっていましたよ~。
よそ様の家ブログを見ていると、ちゃんと「薪ストーブ」カテゴリーがあるんですね。それで、「今日は点火式!」とか「初薪ストーブ!」なんて記事を初々しく書いているわけですが、マモ家はなし崩し的に薪ストーブライフが始まっていました。
8月末に引越してきたので、当たり前のことながらこの冬がマモ家の薪ストーブ・デビューの年です。何かと器用な夫ではありますが、さすがに慣らし運転は取扱説明書を見ながら恐る恐る行っていました。で、その後も基本的には夫が薪ストーブ担当でした。
夫は朝5時には起きるので、寒そうな日はすぐに薪ストーブに点火してくれます(たまに床暖房も同時点灯)。私は薪がパチパチとはぜる音や煙のにおいで目を覚まします。でもすぐには布団から出ないで、部屋が何となく暖まるまで布団の中で待ちます。
いや、薪ストーブも床暖房も立ち上がりに時間がかかるので、↑この待つ行為ってほとんど意味なさないんですけど、ま、気分的なものね。
一旦軌道に乗った後に薪を足すことは、私もすぐにできるようになったのですが、最初から点火という行為はハードルが高い気がしていました。
が、豈図らんや(「あにはからんや」ってこういう漢字!)、やってみたら意外に簡単でした。以来、夫が寒くないと判断して薪ストーブをつけていかないで出勤した日でも、自分が寒いなあと感じたら、ひとりで点火しています。薪が勿体ない気がするんだけど、薪ストーブの心地良さについ負けてしまいます。
今日は前の日から「12月並みの気温です」と天気予報で言われていたので、気兼ねなく薪ストーブを使えるなあと楽しみにしていました。我が家の薪ストーブ(ヴァーモント・キャスティング社のアンコール)は大きいせいか、薪を結構使うのに、昼間は基本的に私一人。何だか申し訳なく感じるのです。
子供たちを幼稚園に送り届けて、帰りに木曜日の恒例の週刊誌を買って帰ってきたところ、冷たい雨まで降り出すではありませんか。「これは絶好のストーブ日和」と早速お茶を入れてストーブ前に陣取りました。
ちゃんとした薪ストーブ・ユーザーが見ると、我が家のいい加減さに呆れると思います。
いい加減その1。
ストーブ上の温度計が薪ストーブ用ではない。実はこれはガスオーブン(電気でも良いけど)の中に入れる料理用の温度計です。薪ストーブ用の温度計を早速壊してしまって(恐らく犯人は子供)、たまたま手元にあったこれを置いてみました。
薪ストーブ・ユーザーでない方のために、敢えて説明申し上げますと、薪ストーブ用温度計は磁石で天板にくっつくようになっていて、薪ストーブ本体の温度をダイレクトに示すようになっています。でも、炉内と天板の温度が同じとは私には思えないんだけど・・・。
一方、料理用温度計は机の上に置かれる名前札のように立ち上がっているので、天板の温度を示すのではなく、天板上部数センチの所の温度を示します。ちなみに、天板(=炉内?)は250~300度を示しますが、数センチ上部は燃え盛っている時で150度前後を示します。本体から離れていはいても結構な温度ですね。
そして、通常は、とりわけ初心者は、温度計が示す温度に従って、給気口などの開け閉めのタイミングを計るので、結構重要な器具です。
それなのに、私たちはド素人のくせに、炉内の炎の具合と料理用温度計が教えてくれる「さっきと比べて何度ぐらい上がったかな」を読んで、適当にコントロールしているんです。短期間ながら薪ストーブ用の温度計を使用していた時期もあるので、若干は「これはまずいだろう」という状況は分かっているつもりで、過燃焼はさせていないつもりなんですが、でもやっぱり早く薪ストーブ用の温度計が欲しいです。夫よ、3,000円ぐらいケチらないで下さい。
いい加減その2。
専門の道具がほとんどありましぇ~ん。輸入品の薪ストーブにはオプション品としてアイアン製のセット用品が売られているのですが、夫がケチって、類似品を近所のホームセンターで買ってきました。はっきり言って、我が家のストーブまわりは格好良くないです。
薪も薪小屋がまだなくて、ブルーシートをかぶせられている状況で、先日子供たちがそのブルーシートを剥いだみたいで、それに気付かないでいたら、連日の雨で薪が濡れてしまいました。で、急遽室内に運び込んで広げて乾かしている次第。
格好はともかく、暖かさは抜群で、クッション下は床暖房でぽかぽかという贅沢な読書タイムを過ごしました。
ではその読書の内容はと言いますと、さっきの写真で気付いた人もいるかしら・・・?
↓「ガラスの仮面」だぜ。
少女時代にかなり熱中したマンガでしたが、ここ10年以上ご無沙汰していました。その後が気になってはいたものの、40何巻も揃える気は起きず、最新刊だけ買うのもどうだかなあ・・・と。
ところが、今日。いつもの週刊文春を買いにコンビニに行ったら、このガラスの仮面が女性誌コーナーにどどーんと置いてありました。話は最新のものではないけれど、コミックス3冊分がこの1冊(580円)に収まっているなんて、結構お買い得じゃない?? しかも月影千草の過去が明らかになっているし。で、買っちゃいました。
昭和の香りを堪能しつつ、あっという間に読み終わりました。それにしても、この独自のスタイルをずっと(少なくとも30年以上!)保っているのってすごいなあと思いました。北島マヤや姫川亜弓の洋服ってどうよ、とかね。
柳田邦男氏。常時フォローアップしているつもりの作家の一人です。幼い子供を持つ親としては参考になる本です。まだ途中までしか読んでいませんが。
本当は子供部屋の整理をしなくてはならなかったのに、子供部屋は寒いのと、せっかく薪ストーブをつけているのにその部屋を不在にすることが勿体ない気がして(←後付けの理由ですね)、結局この嗜好がばらばらの3冊を読んで午前中を過ごしてしまいました。
結局、今日も長文。
最後まで読んで下さる方、本当にありがとうございます。最後まで読んで頂いて、役に立った情報はと言えば、ガラスの仮面のこんな雑誌が発売されてますよ、ってことだけですか? 興味のない方にはごめんなさい、です。
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インドの家をご紹介~。
- 2009/11/22(日) 12:56:29
内覧会で紹介していない部屋がまだいくつかあるのですが、家族が在宅しているとなかなか片付かなくて、ブログ用の小ざっぱりした写真が撮れません。
で、先日インドでご一緒させて頂いたマダムたちと久し振りにお会いしたので、インドの生活を思い出し、写真をごそごそ整理していたところ、少しだけインドでの住まいの写真が出てきました。そして、それを記事にすることを思い付いた次第です。
インドはニューデリーで2003年5月~2006年2月の間暮らしました。住まわせてもらった住居そのものはあまり好きではなく、住居としての写真は全く撮っていないんですね。それでも、家の様子が少しでも分かる写真を選んでみました。
↓まずは外観。
外観と言いますか、庭から見る家ですね。向かって右側に見える建物1階部分がマモ家の居住スペースでした。ちなみにこれは帰国前にガレージセールをした時の様子です。結構な人数でびっくりしました~。このガレージセールのことを以前このブログで紹介してありますので、興味のある方はどうぞ(2008/04/08 インドでのガレージセール)。
↓囲ってある敷地を1歩出ると、こんな未舗装の道路に牛が・・・。これは日常茶飯事です。
↓牛に気を付けながら、お手伝いさんと長男が向かった先は・・・
ご覧の通りの野菜マーケットです。毎朝野菜や果物はここで買っていました。このマーケットは我が家と空地を挟んだ向こうだったので、便利ではありました。
あ、家からそれてしまいました。
それでは中にご案内。
↓リビングです。長男はお手伝いさんとかくれんぼしています。
これは冬に撮影したもので、こたつが出ていますね。日本のこたつを前任者から貰って、でもテーブルが小さかったので、大きなテーブルをデリーの家具屋さんにオーダーしました。こたつの電熱部分がちゃんと中心にはまるようにと。
そして、床は大理石です。夏はいいのですが-そして、やはり暑いだけあって住居は夏を旨としています-、冬はしんしんと冷えるので、コルクマットを敷いて、さらにい草マットまで敷いています。
テレビ台の隣りに見えるのは、空気清浄機。デリーの空気環境は非常に悪いです。家の造りも悪いので埃もたくさん入りますしね。ちなみに、この清浄機は臭いにも反応して、体臭のきついインド人が近くを通ると、ごおおおぉっと働いたものでした。
↓ダイニング。
リビングと一続きになっています。このLDでどれぐらいの広さがあったんでしょうか。よく分かりません。20畳以上はあったのかなあ。
10人ほど着席できるテーブルもデリーでオーダーしました。インドには素敵な布製品がたくさんあるので、テーブルクロスもここぞとばかりに買い集めましたねぇ。そういえば、オーガンジーのクロスとか今は手元にないんですが、誰かにあげたんだろうか??
↓リビングとダイニングの位置関係がよく分かる写真です。
オープン棚でリビングとダイニングを緩やかに仕切りました。ダイニングの向こうに見えるスペースは台所です。
暖房器具はこたつ以外にオイルヒーターを使っていましたが、LDは広過ぎてあまり暖まらなかった記憶があります。そして、インドのエアコンは冷房機能のみ。電気ストーブもお店ではあまり見かけませんでした。2ヶ月少しという短い期間の冬だから、この程度で乗り切れるのでしょう。
部屋は他に3つのベッドルームがありました。
1つを物置部屋として、冷凍庫を2台置いたり、スチール棚を壁1面に据え付けておむつや食料品のストックをどかんと置いていました。そして、隣接した小部屋が洗濯機用スペースだったので、洗濯物もここで干されていました。
もう1つは書斎。書斎に隣接したスペースには大きな湯沸かしボイラーが設置されていて、これが何度か水漏れを起こしたりして、鞄などの荷物が熱湯をかぶったこともありました。
そして、残りの部屋が寝室でした。寝室と繋がってトイレと洗面所とバスタブが一緒になったバスルームがあり、これはこれで全くのプライベートとして使えるので、とても便利でした。
マモ親夫婦としては、本当はもう1部屋ゲストルームを欲しかったのですが、デリーの賃貸費はとても高く、これ以上の広さを求めるのは無理でした。結果として誰も泊まりにくることはなかったので、問題はなかったんですけれどね。
インド特有の住居選びの条件として、サーバント・クウォータ-、つまり使用人の住居スペース付きかどうかというものがあります。古い一軒家などには裏手にこのクウォ-ターがあって、お手伝いさんたちが家族で暮らしているわけです。
ところが、地価の高騰に伴い都市部では増えている、いわゆるマンションタイプの住居には、このクウォ-ターがない、あっても申し訳程度のものということがほとんどです。マンションの最上階に小さな部屋があるだけで、ガンガンに日が当たって、「同じ人間としてここに暮らしてもらうのって・・・」と思ってしまうほど。
私たちの場合は、たまたまサーバントクウォ-ター付きの住居もお手伝いさんも前任者から引き継ぎましたが、相性の良いお手伝いさんたちだっただけに、近くにいてもらえたことはとても心強かったです。
勿論お手伝いさんなしで生活をするという選択もありますが、習慣や勝手が大きく異なる国での生活には、有能なお手伝いさんがいると本当に助かります。それと、-いかにも日本人的ですが-、多くの場合前任者から自動的に引き継ぐ形となり、生活のかかっている彼らを目の前にすると、「いや、私たちはいらないから」とは言いにくく、とりあえず雇ってみるかとなるケースも多いと思います。
あと、「ペスト・コントロール」というオドロオドロしい名前の作業もインド特有でしょうか。これはネズミや害虫の駆除のことを言います。入居前には必ずしてもらいますし、入居後も1年に1回はしてもらいました。強烈な刺激臭があるので、24時間は家を空けなくてはならず、我が家は旅行の時などにしてもらっていました。
まあ、住めば都ではありましたが、いろいろなリスクと隣り合わせの生活だったなあと改めて思い出すこの頃です。特に小さい子供がいると、心配も大きくなりますね。
以上が、マモ家のインドでの住まいでした。ネタになることはもっとあるような気がするのですが、記憶が薄れてしまいました。
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WEB 内覧会 パントリー兼勝手口(1)
- 2009/11/23(月) 23:15:07
本日は禁断の間、パントリーの内覧会です。もう少し整理してからとも思ったのですが、物置小屋が外にできない限りはこれ以上の改善は望めないので、お恥ずかしの状態で紹介します。
↓位置関係としては、キッチンから続いている3畳のスペースです。
台所とは引き戸で仕切ることができます。夏の間は開け放しで、勝手口ドアから玄関戸へと一直線に風が流れます。冬と来客時には閉めています。
この勝手口ドアを挟んで、食器棚&食材置場コーナーと、その他もろもろの置場コーナーとに分かれています。
↓こちらが食器棚&食材置場コーナー。
下に2つ入っている棚と引き出しは3年ほど前にIKEAで購入したものを引き続き使っています。本来は食器棚ではなかったはずですが、インド時代よりこうして使用しています。引き出しにはカトラリーや、紙ナプキン、ランチョンマットなどが納められています。これぐらい幅のある引き出しの収納棚ってなかなかなくて、これは重宝しています。
↓ここに収まっている食器は普段使いでないと見なされている物で、よく使う物は台所の小さな収納スペースにしまってあります(WEB 内覧会 キッチン(3))。
わざわざお見せするほどの物では全然ないのですが、この記事は写真が少なくて寂しいなあと思ったので。
上部のオープン棚は注視しないで下さいませ。あまり深く考えず、荷解きの時にばーっと入れたその状態でこのまま来てしまいました。何らかの工夫の余地はたっぷりありそうなんですが、思考が停止しています。
日本では至近のスーパーをパントリーと見なそうということで、あまり買い置きをしないことにしているんですね。でも使いかけの粉類の残りだとか、至近のスーパーでは売られていないエスニックな食材などは買い置きが必要です。
ラップも上の方に4本も見えます。こんなに買い置きは必要があるはずもなく、これはインド時代に買い溜めしていた残りです。帰国して3年も経つのに、まだこの本数が未使用で残っているなんて、いったい何本買い溜めしていたんだか・・・。
客人用の食器(大皿、銘々皿、鉢)は上部に収まりました。地震対策を施さなくてはなりませんね。この客人用の食器は以前の住まいでは天井裏にしまわれたきりでしたが、ここではとりあえず出そうと思えば出せる場所に収納できました。機会があれば使ってあげたいと思います。
でも、実はまだここに収納しきれていない食器類があるのです。漆の折敷と蓋付き丼椀各10人分、そしてドイツ時代にコレクションしたティーカップのいくつか・・・。海外にいる時はそれらが大活躍でしたが、子供もいるこの暮らしでは、そんな大人数相手に、しかも手の込んだおもてなしをする機会なんてそうそうありません。
ティーカップ・コレクションはいずれ何らかの棚に陳列されるようにしたいと考えていますが、問題は10人分の客人用食器です。将来の海外暮らしの可能性を全く否定できないだけに、全部処分する決断も下せず、かといってあまり出番のない物たちに貴重なスペースを取られるのも勿体ない話で・・・。頭を悩ませています。
えっと、私が悩んでいる話はどうでもよいわけで、でもいつものように長くなってしまったので、続きは別の記事とします。今日もお付き合い下さり、どうもありがとうございました。
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WEB 内覧会 パントリー兼勝手口(2)
- 2009/11/23(月) 23:25:08
パントリー兼勝手口の紹介はあっさり終わるかと思っていたら、なぜか長くなってしまいました。よって第2部です。
第1部はこちらです。
↓さてさて、勝手口ドアを挟んで食器棚と反対側の棚の様子です。生活丸出しで見苦しくてスミマセン。
前回紹介した食器棚が収められている所とおなじように、神明建設に造作してもらいました。シナ合板です。側板にダボをつけてもらい、棚板を何枚か製作してもらっています。
そして、側板の外側には夫がレールを取り付けてくれたので、そこに普段使う鞄類を引っ掛けておき、他には掃除道具などもまとめています。
下部は分別ゴミコーナーです。新聞、雑誌、雑紙、発泡トレー、ペットボトルなどです。
ガラス瓶とペットボトルと缶類は同じ箱に入れています。というのも、これらは資源ゴミとして同じ日に出すので、1つの袋でまとめて収集所まで持って行って、現地で分別しながら捨てるという手順で私としては問題ないと判断したからです。これでスペースの節約です。
上部にはありとあらゆる細かい物、例えば薬、工具類、電池、ポケットティシュー、掃除に使う細かい道具、梱包材料、などなどを収めました。ラベリングはキルフェボンさんのようにおしゃれに見せようなんて思い付きもせず(おしゃれな記事は「レトロなラベラー DYMO」)、ひらがなと漢字です。
でも、夫の分類法が面白いので、それを紹介させて下さい。
↓物の名前ではなく、機能で分類している物があるのです。
「計る」にはメジャーや物差しだけでなく水平器が入っていますし、「はる」にはボンドなどだけでなくテープ類も。他にも「切る」の箱には鋏とカッターだけでなく、電熱線で発泡スチロールを切断する道具も入っているんですよ。勿論大きな工具箱を用意してもいいのですが、この夫方式も1つの方法かなと思いました。
ちなみに、このパントリーへは台所からのアクセスのみならず、LDに接している廊下からもアクセスできるので(↓下図参照。赤線囲みがパントリー兼勝手口)、工具を取りに行きたい夫と台所でバッティングという羽目にならないようになっています。
寒い今は、この勝手口に1日分の薪を夫が朝置いてくれるので、ちょちょっと最短距離で薪を取りに行けます。
パントリーと聞くと、台所に隣接する小部屋で、3面が棚になっていて、ぎっちりと食材などで埋まっている・・・というものを想像していました。この想像上のパントリーとは随分異なるものになってしまいましたが、風通しも良くて湿気らないからいいか(その分埃が入るけどさ)と思っています。これがマモ家の仕様なのだろうと。全然おしゃれじゃないなぁ。
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イエメンってこんなところ。
- 2009/11/26(木) 15:53:52
イエメンで拉致されていた日本人技師が2日前に無事解放されました。めでたしめでたしです。
マモ家は2000年4月から2003年5月の間、イエメンで暮らしていました。当時は子供もおらず、夫婦だけで苦労をしながらも彼の地での暮らしを楽しんでおりました。
今回久しぶりにニュースなどでイエメンの映像を頻繁に目にして、懐かしい気持ちの反面、-日本での暮らしも長くなったものですから-、「よくもまあ、あそこで3年間も暮らしていたなあ」としみじみと感じたのでした。だってさぁ、洋装の人が一人も画面に登場しないし(兵士を除く)、砂っぽい景色ばっかり。
今回は、祝・真下さん(拉致されていた方です)解放ということで、イエメンの写真を紹介したいと思います。
↓NHKのニュースで頻繁に流れていたのが、首都サナアにあるこのイエメン門の前の映像でした。
世界遺産に登録されている旧市街の入口です。いつも多くの人で賑わっています。
↓首都サナアを山の上から見るとこんな感じ。
えぇ、一応首都です。向こう側の山に向かって目抜き通りが走っています。この山の近くにノアの方舟が漂着したとされる山があります。軍事的理由で登れないのだけれど、下から眺めると、確かに方舟っぽい形をした物体が山頂に見えるのです。
ちなみに、サナアは標高2300メートルの所に位置し、もともと空気が薄いのですが、ご覧の通り緑もほとんどないために、酸素濃度が一般的な地上の8割程度と言われています。すぐに息が上がるとか眠りが浅いという症状に悩まされました。
↓真下さんが拉致された場所とは関係ありませんが、サナアを一歩離れると、こうした山岳部族のような集落が点在しています。
こんな所に住み続けるって、誇り高いと言うべきか、それとも頑迷と言うべきか・・・。
↓イエメンの女性は外ではみーんなこんな感じです。
↓食事は煮物が多いです。煮物と炒め物の中間かな。
下の写真の鍋料理は、「サルタ」というサナア名物の石鍋料理です。隣りに見えている緑の野菜はルッコラ。「イエメンにルッコラがあるなんて~!!」と私は大喜びでした。
サルタは牛か羊のブイヨンがベースの煮込み料理で、これにルッコラの辛みがとてもよく合います。それでも更に辛味が欲しい人はビスバスと呼ばれる青唐辛子を生で一緒にかじったり、ビスバスのみじん切りをトマトソースで和えたものをどばっとサルタに足します。
上の写真はいずれもレストランのもので、一般家庭のおもてなしでない普通の料理はもっと地味だと思われます。道なき道を3時間も走った所にある家庭で戴いた料理は、シーチキンとネギとトマトを煮込んだものでした。きっと真下さんもそんな感じの料理をずっと出されていたと推察しています。
・・・とえらい乱暴な紹介ですが、イエメンの空気を感じて頂ければ幸いです。
一言でイエメンを紹介するならば、「It's an another world!!!(別世界よ!)」となります。私は別にトラベラーではないんですが、今数え上げたら29カ国訪問しておりまして(でも中南米は未踏の地)、その中ではどこのどの国とも異なる土地と断言できます。
中東とかアラブと呼ばれる地域では、エジプト、ア首連(アラブ首長国連邦)、カタール、ヨルダンを訪れましたが、イエメンが一番アラブというものを残している気がします。
今の時代、良くも悪くもグローバル化とでも言うのか、どこの地域も画一的になっているように思えます。勿論、ヨーロッパはヨーロッパの香りや雰囲気を持っているんですが、首都に限って言えば、コカコーラの看板を掲げる高層ビルがあり、肌や目の色は異なるものの着ているものはほぼ同じ。
ところが、イエメンの首都サナアは、世界の最貧国の1つにも数え上げられるせいか、グローバル化とはほぼ無縁のままでいます。その町の様子はエキゾチックとも言えるし、とにかく別世界。「今の地球上にこんな場所があるんだ~」と誰もが思うはず。
という理由からか、イエメンはオタクな旅人に密かに人気があるようです。ありきたりの旅に飽きた方は、是非是非イエメンに行ってみて下さい。
イエメンに興味を持たれた方は、リンク先の「世界僻地自慢」を覗いてみて下さいね。
次回はこのイエメンでのマモ家の住まいを紹介したいと思います。今までの人生で一番豪邸だったかな。
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イエメンの家をご紹介~。
- 2009/11/28(土) 22:52:27
前回のイエメン続きで、ではそんな場所でマモ家がどんな家に暮らしていたかを今日は紹介致します。
「今までで一番豪華な家」と前回記しました。何を以て豪華とするかにもよりますが、少なくとも広さでは一番豪華でした。なんてったて、地下1階(大家さん所有で私たちは入れなかったけど)地上3階建ての、貧乏人の私たちにとってはまるで要塞のような家でした。
百聞は一見にしかず。
↓外から見た「要塞」。ま、アパートに見えますかね。
青緑色の石とのツートンカラーの家です。出入り口は写真真ん中の汚い門ではなく、その隣りの模様入りの白色の門です。
この門を入った横に、-大抵のお金持ちの家に付属していますが-門番小屋があり、むさ苦しい男性がそこで暮らしています。客の取り次ぎをしたり、物乞いをあしらったり、私たちが車で出入りする時の門の開閉が主な仕事です。あ、うちは庭の水やりもお願いしていました。
↓玄関。写っているのはドライバー。
彼はイエメン人にしては(って差別的発言?)こざっぱりした男性で、英語も達者だったので非常に助かりました。
木製のドアは、今考えると無垢の木でできたものだと思われ、雨期になると湿気を含んできちんと閉まらなくなりました。一度は夜の間中開放されていて、夜中に布団でマモが「う~」っと唸っていて、何事かと目を凝らしたら、なんと暗闇の中で野良猫がすぐそこにいたこともありました。
↓玄関の内側。玄関を撮るつもりはなく、マモが被写体なので、玄関を紹介するには中途半端な写真です。
この椅子はイエメンのどこかの地方で作られたものです。インドまでは持っていったのだけれど、さすがに日本には置き場所がなかろうとインドに置いてきました。マンション時代には邪魔なだけだったけど、今のトトロの家には使えたのにと残念です。
それでは中に入ったので、1階から。
↓リビングです。
ここで一番長く過ごしました。私にとってはとても懐かしい写真です。
ちなみに家具のほとんどはドバイのIKEAで購入して、個人輸入?しました。
カタログで商品をピックアップして、メールだったかファクスで在庫と総重量をIKEAに照会して、それからドバイに夫婦で行きました。
→ ホテルにチェックインして最初にしたことが、イエローページ(日本のタウンページに当たる)から運送業者を探し出し、ドバイからイエメンへの配送が可能かをチェック。
→ その後その運送業者も一緒にIKEAへ行って、総重量1トンを超える買い物をして、配送の手配も依頼。
・・・う~ん、我ながらすごいエネルギッシュだったなあと感心してしまいます。
↓こちらはダイニング。
このダイニングセットはサナアの高級家具屋さんで買いました。確か中国製。
家具はほとんどが輸入品で、中国、マレーシア、イタリア、ロシア製が多かったです。で、デザインがこんな感じでこってりしたものが多く、おまけに高価だったので、シンプルなものが欲しかった私たちはIKEAからの購入を思い付いたのでした。費用や関税を足しても、このような成金趣味的家具で揃えるのと同じぐらいだったと記憶しています。
1階には他に私のパソコン部屋があり、そして台所がありました。残念ながらお見せできるような写真が残っていませんでした。
それでは、2階へと上がりましょうか。
↓階段もこんなに無駄に広いです。
夫が出張などで私一人で留守番の時は、神経が図太い私でも結構怖かったです。音が響きますし。
2階は5部屋あります(バスルームを除く)。使い切れませんでした。
↓5分の1。夫の書斎。
書斎と言ってもパソコンは1階の妻の書斎にあり、ここはどちらかというと夫のトレーニングルームでした。手前にマシーンの1部が写っていますね。トレーニングルームにローマ風の柱がマッチしていますでしょ? ←冗談。
窓の上に見えるステンドグラスは「カマリア窓」と呼ばれています。「カマリア(ガマリア)」はアラビア語で「月」のことで、月光を美しく取り入れるんでしょうね。この装飾はイエメン建築の特徴の1つです。
そして、この部屋に続いてライブラリーと呼んでいた図書室がありました。これで5分の2。この部屋の写真はなし。
↓5分の3。「マフラージ」とイエメンで呼ばれている寛ぎの場所。
マフラージは通常屋上など見晴らしの良い部屋が選ばれます。そこで男性たちがわらわらと集まって、カートと呼ばれる葉っぱを噛みながら何時間もまったりと(我々の感覚では「だらだらと」)過ごすのです。
我が家のマフラージは、モスクのスピーカーがすぐ近くにあり、夜明け前にお祈りを呼びかける大声がうるさいので寝室にはできなくて、「しょうがない、マフラージにでもするか」と作られた適当な部屋でした。見晴らしなんて全然ありませんでしたし。でも、この床置きソファーは気に入っていました。日本人向きですよね。
↓5分の4の寝室。
寝室の隣りにはクローゼット・ルームとして使っていた5畳ほどの部屋があり、これで2階の5部屋が揃いました。
標高が高く、乾燥していることから、真夏の外気温が35度を超えていても、家の中は涼しくてエアコンの類いはありませんでした。冬は5度前後まで下がることもあり、床も壁も石でできた家の中はしんしんと冷えるのでした。真冬の時期は狭いクローゼット・ルームに布団を移動して、私たちの吐く息で少しでも暖かくしようとしていました。
↓寝室に付属するバスルーム。
この部屋も無駄に広くて、冬は「寒~い」と文句を言いながらシャワーを浴びていました。トイレの隣りにはビデがありますが、使わないので、雑誌置場になっています。
お湯はタンク式なので、一度に使えるお湯の量には限りがあり、この無駄に広いバスタブには身体が芯から温まるほどの湯量はたまりませんでした。日本に帰る度に、小さい湯船なんだけど、お湯がザブーンと溢れ出るお風呂に入って、「やっぱりいいねぇ」と溜め息をつくのでした。
そもそも、「なぜ夫婦2人と猫1匹だけのためにこんなに広い家に住んでいたのか?」ですよね。答えは簡単。「他に適当な家が見付からなかったから」です。といいますか、外国人に貸し出す家ってどれも似たような感じでした。とにかく広いのです。イエメンでは大家族で暮らすということも関係あるのかもしれません。
この家の特徴の1つに、バスルームが多いことがありました。各部屋に1つのバスルームがついていると思えるほどでした。バスルームって、シャワー付きのバスタブに、トイレがあって、洗面台がついている立派なものです。客人が多い時はバッティングしなくて便利ですけれど、我々にとっては普段は全くの用なしです。
最後にイエメンでの暮らしを象徴すると私には思える写真を紹介します。
↓台所脇の廊下に設置したスチール棚。日本などから買ってきた食材を保管してあります。
前任地のウズベキスタンに比べれば、物質面ではそんなにひどい状況ではなかったイエメンですが、それでも日本食材はまず入手できないので、年に1回か2回の買い出し旅行の時にどかーんと買ってくる必要があるのでした。
おまけに、当時は子供もいないこともあり、とにかくお客さんが多かったのです。一度に10人以上ですから、使う食材の量も結構なものでした。夜のパーティーのために朝8時から台所に立ちっ放しで、夕方になると腰を痛くしていたものでした・・・(遠い記憶ですわ)。
別な写真には、冷蔵庫2台と冷凍庫1台が写っていました。必要だから揃えていたんでしょうけれど、日本の生活に慣れてしまった今の私には、一体どんな風に3台もの冷蔵・冷凍庫を使っていたんだろうかと不思議に思ってしまいます。
あ、最後に。きっと女性の方は気になるであろう、「一体掃除はどうしていたの?」という疑問に対する答えですが、「フィリピン人のお手伝いさんが週に3回掃除のために来てくれていました」です。
彼女は昼食持参で朝9時に来て、夕方3時か4時まで掃除をしていました。それぐらい広いんです。とても私はできませ~ん。でもお陰様で、埃っぽい彼の地においても快適な自宅ライフを営むことができました。
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