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大工さんの若きホープ、Mさん

  • 2009/01/31(土) 14:40:21

トロの家の工事を請け負っている神明建設には何人かの大工さんがおり、トトロの家を担当しているのは主にMさんです。このMさんの名前はプランニングの段階から何度か聞いていたんですね。ちょっと面倒そうな造作に話が及ぶと、「そういうのはMなら喜んでやるだろう」とか「Mにさせれば何の心配もない」と社長からMさんの名前がすぐに挙がるんです。そんな次第で、私たち夫婦はMさんを年配で老練な感じの大工さんと勝手に想像していました。

ところがです。間もなく実際に工事は始まるというある時に、「ところで、いつも名前の挙がっていたMさんっておいくつなんですか?」と訊いたところ、「う~ん、23だっけ、それとも24だっけ?」というとても意外な答えが返ってきました。そんなに若いのに、あの厳しい社長から信頼を得ているの?!

その後工務店の事務所に隣接している作業場で、親方と一緒に黙々と材を刻んでいるMさんを見かけるようになりました。それまでも見かけていたのかもしれませんが、ただの丁稚さんだと思いあまり気にしていなかったのかもしれません。それほど若いのです。

蛇足ながら、この親方もパッと見は雰囲気が柔らかい方で、棟梁=頑固親父という先入観を持っていた私は、地鎮祭の時にわざわざいらして下さっていた親方を「誰、このおじさんは?」と訝しく眺めていました(あれこれ準備している時に紹介を受けるタイミングを逃したのでした)。


て、このMさん。最初にも書きましたが、トトロの家をつくっているのは実質このMさんと言っても過言ではありません。刻みの時や棟上げの時には手伝いの大工さんも何人か来てくれましたが、素人目にも難しいと思われる屋根工事の時はずーーーっとほとんど一人で作業していました。

神明建設が複数の現場を抱えていて人手が十分でないということもあるのかもしれませんが、あの屋根工事は並の大工さんではこなせないので、会社からの信頼が厚いMさんひとりに任されているのではと妻は思っています。

寡黙なMさんから聞いた情報はと言えば・・・、大工という世界には中学卒業してすぐに入った。「Mくん、中学はちゃんと卒業したんだっけ?」と神明建設の若旦那から茶化されていましたね。どうもちょっと悪だったらしい。そして現在彼女なし。ホンマかいなと思うけど、日曜日によく仕事をしているからなあ。いかにもおばさん的な情報ですな。硬派なハンサム↓なのに実に勿体ない。
Mさん 


工さんたちと同じ作業場で柿渋塗りをさせてもらい、お昼やお茶も一緒にとらせてもらった時に、「今では若い弟子を連れている親方というのを見なくなったよな」という話になりました。Mさんのような若くてしかも正統派の大工さんは希有な存在らしいです。

「正統派の」という形容詞を敢えてつけたのは、大工さんの質が変わってきているからです。それは住宅の質というか造りが変わってきているから当然の結果とも言えるのですが。

パネル工法などの住宅は、極端な言い方をすれば釘を打ちさえすればできるそうで(その釘すらもピストルのような機械でバシュッ、バシュッと打ってますよね)、「日曜大工に毛が生えた程度」で、大工さんたちも本職の人たちではなく、数日前まで別な職業に就いていた人たちが研修を2週間ほど受けて大工さんとして働くケースがあるそうです。

「そういう家ばっかりが建つんだもん。大工らしい仕事ができないのも当然だよな」・・・というのがその時に聞いた話です。業界裏話的で興味深くもありましたが、トトロの家に関わっている者としては悲しい話でもありました。


んな厳しい状況の中で、着々と腕を磨き上げてきたMさんは貴重な存在だと思います。そのMさんを大切に育ててきた神明建設にも感謝ですし、これからも逆風に負けずに頑張ってもらいたいと切実に願っています。

夫も「Mさんが生きている限りはトトロの家も安泰だな」と言っています。私は私で長男をMさんに弟子入りさせることを密かに目論んでいます。これからの時代は手に職でしょう。腕一本で世界を渡り歩くって格好良いわぁ。でも先日トトロの家に行った時、「たろうね、大工さんにならないの。だって金槌で指打ったら痛いし、高いところ怖いから」とのたまった長男です。母さん「がっくり」。←次男の最近の口癖です。




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