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伝統軸組工法

  • 2008/03/06(木) 14:15:41

私たちは金物等になるべく頼らない伝統的な木組み工法による家づくりを希望しています。家づくりの本に「木造在来工法」という言葉が載っていますが、厳密な意味では伝統的な軸組工法とは異なるのだそうです。以下に何冊かの本から引用して、説明したいと思います。

まず、ごくごく簡単に。木造住宅の工法には、大きく分けて、柱と梁によって構成する軸組工法、厚さ2インチの数種類の枠組材と面材で構成する枠組み壁工法(ツーバイフォー工法)、そして構造をパネル化して生産性を高めた木質パネル工法などがあります。(以上、マンガで学ぶ 木の家・土の家より)

さらに、木造軸組工法は、大きく分けて2つの工法に分かれます。

一つが筋交いによる補強。これは建築基準法でも奨励されて一般的に最も普及してる工法です。

もう一つの工法が貫工法と呼ばれるものです。これは昔からある日本の伝統的な工法で、筋交いを斜めに入れるのではなく、柱の途中に穴をあけて、そこに貫(ぬき)と呼ばれる構造材を横に通し、柱と柱の間を梁や土台と平行に貫き通すもの。(大工が教えるほんとうの家づくりより)

筋交い、貫どちらを用いても、柱や梁等の軸材で構成される点では同じで、ともに軸組工法という分類に入りますが、筋交いを用いる工法をだいたいの場合において「木造在来工法」と呼んでいます。

貫を用いる伝統工法は、大工棟梁の伝承に基づく、木の粘り強さを生かした日本古来の柔構造的な工法と言え、それに対して、在来工法は日本の軸組工法でありながら、明治以降、西欧的な剛の思想を取り入れて、強度を求めた筋交い等のトラス的工法が混在する折衷的な工法なのだそうです。(「木組の家」に住みたい!―無垢の木で丈夫な家づくりより)

在来工法では多くの場合、補強金物に頼る、もしくは接続金物がないと成り立たない合理化された新しい工法となっているのが現状のようです。金属は錆びる運命にあり、木とは相性が良いとは言えません。

また、筋交いは変形に強く堅い壁を作りますが、想定した以上の力が加わると折れてしまいます。一方、貫は構造材としてしっかり組まれていれば、大きく変形しても崩れてしまうまでには至らないことが実験で分かっているそうです。

上記のような柔構造に惹かれることが理由の一つ。また、建てられた家で自分が夜寝ている場面を想像すると、一本一本の木に大工さんたちが気を張って墨を付け、手で刻み、組み合わせている様子が寝ている自分の目に浮かぶようで、その想像は形容しがたい安心感を与えてくれたり、とても贅沢な気分、また厳かな気持ちにさせてくれるのです。そんな理由で、私たちはなるべく金物に頼らない伝統軸組工法での家づくりを希望しているのです。


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