古屋の「廃屋ぶり」を紹介します

  • 2008/06/08(日) 22:43:28

7日(土)は工務店との打ち合わせでした。打ち合わせと言っても、私たちが家づくりの要望をまとめたプランニングシートを提出できなかったので、ざっくばらんな話し合いと今までのところの疑問点についての話し合いとなりました。

それでも先週のお互いどのように間合いを取ったらいいのかわからない雰囲気ではなく、かなり打ち解けたものとなり、且つお互いを少しずつ理解できるようになっているように感じられ嬉しく思いました。

そして、西側中2階の部屋の窓が全壊しているため、養生する作業が始まっているとのこと。打ち合わせの後に早速出掛けました。そして、8日(日)も雨の中どんな様子なのか見に行ってきました。今回はその2日間で撮ってきた古屋の写真を公開します。

ガラス戸 これが工務店社長と夫のお気に入りであるガラス戸です。

古時計 室内に残っている古時計

テレビ テレビもいかにも年代物ですよね。

玄関土間の農機具 玄関土間には農機具も残されています。

床下のたけのこ 
床下にはたけのこも生えてきています。竹藪からこの床下まで結構な距離があるのに、長い年月の間にここまで根を伸ばしてしまったのですね。床を突き破ってきたらどうしよう。ちなみに、ここには真竹、孟宗竹、は竹(「は」がどういう漢字か知りません)と揃っているそうです。上手に残せば毎年たけのこ狩りを楽しめます。

蔦に浸食されている中2階 
ベランダではありません。中2階の居室です。窓がなくなっているため、蔦などの植物が浸食しています。床も一部抜け落ちそうです。でも実物は雰囲気も眺めもとても良いんですよ。今回はこの部分が養生されました。これ以上雨が吹き込まなくなります。よかった。

勝手口
ここは北側にあったはずの台所の勝手口と思われますが、ご覧の通り天井(天井というよりは、天井とその上に乗っていた木の根っこ)が崩れ落ち、ここを通ることができません。10日程前はここまで崩れていなくて通れたんですよ。雨が降るたびに何かが崩れる古屋です。

北側居室
これが一番分かりやすい写真かなと個人的には思っています。天井のみならず床まで崩壊していて廃屋ぶりをよく伝えてくれます。手前の床がなくなっている部分に台所があったと思われます。

さて、これらの画像を見て皆さんはどんな感想を持つのでしょうか? ちなみに私の父が先週この家を見にわざわざ新潟から出てきました。そして一言の感想。「我が娘ながら変人としか言いようがない」だそうです。父は土建業の人間で、今はとある工務店の安全管理アドバイザーをしています。建築とは無関係でない父がこのように言うのですから、素人の母なんかが見たら唖然とするのでしょうねえ。

工務店より引き渡しまでの大まかなスケジュール表を貰いました。それによると先週いっぱい古屋の調査と作図に取り組んでいて、その後20日までにプランおよび概算見積もりを作成となっています。今日我が家からのプランニングシート(要望書のようなもの)をファクスで送ったので、それをもとにいろいろ考えて下さるのでしょう。楽しみです。

そうそう、昨日は工務店との打ち合わせの後に、敷地を接するご近所様3軒に挨拶回りをしてきました。20年以上も空き家だっただけに、どんな人間があそこに来るのかと皆さんの興味津々という様子がびしばし伝わってきました。


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古屋のお宝(?)を紹介します

  • 2008/06/15(日) 00:56:16

古民家再生の醍醐味は、家が持つ歴史をそのまま戴けること。

古民家の居住者がその家を再生する場合には、あまりにも身近すぎて家に対してそういった思いを持つことは少ないのかもしれませんが、私たちのように他の人の古民家を譲り受けることになる場合、家の歴史などが醸し出すオーラに魅了されます。

オーラや趣だけでなく、即物的すぎるかもしれませんが「物品」のお宝も古民家には隠れています。もともと新築の場合は無垢の木や自然素材を使った家を希望していた私たちにとっては、古屋で使用されている今ではなかなか手に入らない材木もありがたいお宝です。

ということで、我が古屋のお宝を紹介しますね。あ、でも他の人にとっては「こんな物がお宝?」と思われる物もきっと含まれていることでしょう。それはご愛嬌。

   ***    ***    ***    ***    ***   

いかにも素人が撮った写真で、何を中心に撮ったのか分かりづらくて申し訳ないのですが、私の第一のお気に入りが、鴨居の上にある小窓です。この小窓は土間の上にある中2階と1階の和室を繋ぐものです。こういった中2階および小窓のある古民家ってとても珍しいと思います。何冊もの実例集に目を通しましたが、こういったつくりの家はまだお目に掛かっていません。この小窓のある部屋を板間のリビングにしようと思っており、暮らし始めてからどんなシーンがこの小窓を通して繰り広げられるのかとても楽しみなのです。
中2階をつなぐ小窓


崩壊している天井の方に視線がいくとは思いますが(しかもボケている・・・)、私のお気に入りの第二はこの欄間です。よくあるデザインの欄間ではあるのでしょうが、わざわざ注文しなくても家に付いているということが嬉しいです。
欄間


これも見づらい写真で申し訳ないです。むかーし昔の時刻表です。文字が右から左に配置されているというのと、「駅」や「発」が昔の字体ということがポイント。これをなんとか剥がして(もしくは板ごと切り取って)額装したい・・・と考えていたところ、この時刻表のすぐそばの床に新聞紙が束で置かれていました。それらは昭和8年の読売新聞などでした(写真を撮っていません)。面白そうな広告や記事を見つけて、そちらを額装することになりそうです。
時刻表


これらを「お宝」と呼べるかどうかは微妙なところですが、食器類も残されていました。このお宝探しをしていた時は私一人で、何が出てくるのか分からない雰囲気の中、ひとりぼっちであれこれ探す勇気はなく(実際カエルが飛び出て来て、こっちも飛び上がってしまった)、この箱の中や箪笥の中に何が入っているかは未知です。
食器類


私自身はその価値はいまだよく分かっていませんが、工務店の社長が「これはすごいんですよー」と何回も言っている床の間の地板です。埃も積もっていて有難味がさっぱり感じられませんが、この薄さで時間も経ているのに板が反っていないことが素晴らしいらしい。
床の間


これまた社長の受け売りです。この広縁の板も素晴らしく持ちが良いようで、このまま使えると話していました。上の床の間の地板もそうですが、木の種類は聞いたのに忘れてしまいました。今度確認してきます。そして、写真は息子がたまたま遊びで撮ったもので、私の足が邪魔ですね。
広縁の板


そして最後になります。庭に生えている枇杷の木です。実がたわわになっています。屋敷森のある土地ということで私は惚れたのですが、欅(けやき)や椎の木などの大木だけでなく、こうした実がなる木があるとさらに得した気分になります。今日食べてみたら、まだ少し酸っぱいもののおいしかったです。息子たちも行くたびに「枇杷の実取ってー」と騒ぎます。
枇杷の木


いかがでしたか? これらのお宝を活かした家づくりを目指したいです。ちゃんとセンス良くできるといいのだけれど。こういった古民家テイストを得意とするインテリアデザイナーもしくはコーディネイターっているのでしょうか? ご存知の方是非教えて下さい。


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やはり夏を旨としているようだ

  • 2008/08/18(月) 23:23:51

昔から「住まいは夏を旨とすべし」と言われていますね。我が家の古屋もこの猛暑の中何度か訪れていますが、ずっと雨戸を閉めきりなので、どんなにかもわっとした空気に満ちているかと思いきや、中は意外に涼しいのです。

雨戸は閉めきりかもしれないけれど、屋根の一部は抜けているし、あちこち隙間だらけだから? 天井高が3.4メートルもあるから? 床下は基礎コンクリートなどなくスースーだから? ・・・きっとこれらすべてが原因で、まさしく我が古屋も古人の知恵に習い、夏を旨として建てられたのでしょう。その分冬が恐ろしいよぉー。

当たり前と言えば当たり前なのですが、中2階にある部屋は西側に面しているので、さすがにひんやりとはいきませんでした。あまり設置したくないものの、エアコンは必要となりそうです。西側には背の高い槙の木が生け垣風に植えてありますが、足場つくりのためにざくざくと剪定してあります。この槙の木の生け垣が将来うまく西日を遮ってくれるよう願うばかりです。

また、外に出れば大きな欅と椎の木がそびえ立っています。この木陰が本当に心地良いものとなっています。今はこの2本の木が家にかぶさるようにして枝を伸ばしていますが、きれいに剪定される予定。「誰か木登りして枝を打つんですか?」と工務店の専務さんに訊いたところ、人が乗れる箱?を先端に付けたアームをぐいーんと伸ばす車、電柱工事でよく見かけるアレを使うのだそうです。20年以上手が入っていない家や庭は、とにかくやることがいちいち大掛かりなのです(苦笑)。

竹林も現在はただの荒れ野と化していますが、これまたきれいに手入れされれば、竹の葉がさらさらと音を立て、心地良い涼を呼び込んでくれることでしょう。今の状態から具体的な将来図を描くのはかなりの至難の業で、素人の私には全然想像できませんが。

そうそう、マモ家は今年の夏はとうとう一度もエアコンを使わずに済みそうです。今の住まいは鉄筋コンクリートづくりの普通のマンション。そして3階建ての3階東南角部屋です。引越してから3回目の夏で、去年の夏までは当然のように気温が上がるお昼前にはエアコンを付けていました。夕方に外は多少涼しくはなるのだけれど、それまでエアコンの冷気に慣れた身体にはまだ暑く感じられ、結局夜までつけていることが多かったです。夜は居間のエアコンを消し、寝室の隣りの部屋のエアコンをつけ、直接冷気を浴びないで寝るようにはしていましたが、やはり寝起きの身体がだるかったですね。

今年は決して涼しい夏とは言えず、それなのにどうしてエアコンを稼働させずに済んだのか? ーー自分でもよくわかりません。古屋でなるべく自然に寄り添う形で暮らす=エアコンなしの生活の覚悟がいつの間にか芽生え、それが今年の夏私に予行練習をさせたのか? それもちょっとある気がします。

また、去年は子供たちがまだ小さく(特に次男はまだ乳児)で、汗をかかせたり寝苦しくさせたりするのがしのびなかったのが、今年は4歳と2歳になり、相変わらずあせもはよくできるけど、「多少の暑さは我慢しなさい」と言える程丈夫になったことも大きいです。本当はベランダでプールでも広げて水遊びをさせてあげたかったのですが、下の階の洗濯物を濡らすことは明らかなので、シャボン玉遊びだけで終わってしまいました。来年からは庭で思う存分水遊び&泥遊びをしてもらいたいです。

それにしまして、古屋を訪れる度に毎回ぎょっとさせられるのが、大きな蜘蛛。足を入れると5センチ弱はある大きな蜘蛛が主のように居座っているのです。先日その蜘蛛の死骸が廊下に転がっていたので、とうとう成仏しましたかと思ったら、その兄弟か子供なのか別の大蜘蛛が鎮座していました。まあ、蜘蛛は他の昆虫を補食しているので、害虫ではないのですが、それにしてもいつか慣れる日が来るのでしょうか?


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